オーディション番組『アメリカン・アイドル』に、審査員として出演している歌手マライア・キャリー＆ニッキー・ミナージュ。だがこの2人の仲は悪くなる一方で、先日はニッキーがTwitterで「嫌味なオバチャン」とマライアをコキおろし騒動になったばかりだ。そのような中、マライアの夫ニック・キャノンがカメラの前に登場、この騒動の胸中を明かしてメディアを仰天させている。

「尊敬してきたシンガーと不仲になりたいわけがない。ずっと敬愛してきたし、マライア本人にもそう伝えてある。マライアが（アメアイの）審査員で嬉しいの。世界で最高のシンガーのひとりなんだから。」

マライア・キャリーとの大喧嘩報道の後そう語ったニッキー・ミナージュだが、これは彼女の本心ではなかったようだ。その後も2人の関係は悪化するばかりで、審査員席では相変わらず火花を散らし続けている。

そのような中、「もう黙ってはいられない」とばかりにマライアの夫ニック・キャノンが「KTLA」局のニュース番組に出演し、苦々しい思いを以下のように明かしている。

「こんなことをするためにマライアは契約を交わしたんじゃない。」
「彼女はこうなると分かっていた。ネットワーク側にも“これはうまく行かない”って説得しようとしていたのさ。」
「マライアは“こんなことをする必要なんてない。『アメアイ』というブランドのために仕事をしたい”って言っていたよ。彼女はあの番組のファンだったから。」
「“このままだと『アメアイ』はリアリティ番組みたいになる”って彼女は心配していたよ。」

さらにニックは「番組プロデューサーが喧嘩をけしかけていると思う？」との質問を受け、「現場にいるわけじゃないからハッキリとは分からない」とコメント。彼らにも非があると感じていることも明かし、マライアが審査員として契約を更新するかどうかについても気になる発言をしている。

「もし番組サイドが安定した状態にしてくれるというのなら、マライアも（再契約を）考えるかも。でも安定を欠いた状態の番組には出たくないと彼女は思っているんだ。」

このニックの発言を聞き、『アメリカン・アイドル』制作局のお偉方が喜ぶはずはない。すでに「番組サイドはマライアを番組から降ろしたがっている」とも言われており、それを知ったうえでの“覚悟の発言”だったのかもしれないが、これでマライアが契約を更新する可能性はますます低くなったのではないだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）