パパラッチに写真を撮られまいと伏し目がちに歩いたばかりに道路標識に激突するなど、このところ、とにかくついていないカニエ・ウェスト(35)。そのストレスはたまる一方らしく、このたび開催したコンサートでは3分半もの間ラップのリズムに乗ってパパラッチへの不満をもらしている。
カニエ・ウェストはさすが一流ミュージシャンである。ラップのリズムに乗せ、パパラッチへの不満を見事に歌ってみせたのだ。
「みんなが知ってるかどうか、俺は知らねえ。でも俺はセレブなんかじゃねえ。みんなが知ってるかなんて、俺は知りもしねえけど、俺は、酷い酷いセレブなのさ!」
「そう、俺はサイテーなタイプのセレブなのさ。だって俺はホンモノの音楽しか作らねえ。俺がやることときたら、スタジオでホンモノの音楽を作ることだけ。カメラを手にした奴らに近づいてほしくねえ。アホ雑誌に写真を売ってほしくねえんだ。バカな質問もしないでほしい。だって俺はセレブなんかじゃねえんだ~!」
「最っ高の自分になれる音楽。それ以外のものをこの俺に要求しないでほしいんだ~!」
自分が「セレブ」か「セレブではない」のか、カニエもよく分かっていないのか…。とにかく「もう追いまわすのはやめて~」というカニエの気持ちだけはよく分かるラップであった。
ところで最近、「カニエがゲイである」という噂が飛び出したばかりである。なんとキム・カーダシアン(32)が「MET Gala」で着用し不評だったドレスをデザインした有名デザイナーとカニエがロマンチックな関係にあるという。こういうバカバカしい報道の中心に自分があることに、今のカニエはどうにも我慢がならないようだ。
リアリティ番組のスターとしてタブロイド紙に登場しない日はないキムとの交際により、カニエの生活も一転してしまった。本人は「こんなはずでは…」と思っているらしいが、「俺はセレブなんかじゃねえ~」と歌うカニエはどこからどう見てもセレブである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)