『アメリカン・アイドル』を放送するFOXから、ハリウッドの業界誌『The Hollywood Reporter』に興味深い情報が漏れているようだ。番組の制作者らはその審査員席に座るマライア・キャリーに失望しており、ジェニファー・ロペスを戻すことを切望しているというが…。
人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員に座るトップ・ディーヴァとして、マライア・キャリーがふさわしいか、それともジェニファー・ロペスがふさわしいか。2人並べば理想であろうが、最高の報酬を約束する以上1人を選ぶしかない。
このほどハリウッドの業界誌『The Hollywood Reporter』が、同番組が視聴率の低下に苦しんでいることを報じた。番組幹部はその原因としてマライアの貢献度の低さを挙げており、彼らの間では“ジェニファー・ロペスを取り戻したい。彼女の方が素晴らしかった”という声がくすぶっているというのだ。
オーディション番組が軒並み大変な人気のアメリカ。視聴率が勝負のすべてである。『アメリカン・アイドル』は、シーズンのさなかであっても場合によっては審査員メンバーを入れ替えたいと強硬な姿勢をみせており、ファイナルを前に番組に戻ってもらえないかと水面下でジェニロペに交渉しているとの情報も。マライアもうかうかしていられない様子だ。
ご存じの通り、マライアとジェニロペは人気や活躍で常に拮抗し、43歳と年齢も一緒でともに双子のママ。これも何かのご縁と言いたいところだが、この業界において、しかも超ディーヴァで通っている彼女たちにとってご縁はイコール「ライバル」を意味する。プライドの高い彼女たちが、下積み時代の苦労話をしみじみと共有する姿などまず想像できない。
思わず屈服してしまう新たな実力派ディーヴァを見つけてくるのであればともかく、自分が降ろされてジェニロペが復活するなどマライアにとってはあり得ない苦痛。その屈辱に耐えられない場合、彼女が法的手段に訴える可能性もあり、番組も油断できない様子だ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)