シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーといった同世代のアクションスターたちは、負傷しながらもまだ現役として頑張っているのだ。この俳優にも是非もっとスクリーンに、と思ってしまうのがカート・ラッセル(62)である。そんな彼の姿が久しぶりにキャッチされたが、相変わらずゴールディ・ホーンと一緒。本当に仲睦まじく歳を重ねている様子だ。
ロサンゼルス国際空港で11日、長年のパートナーであるロマコメ界の大女優ゴールディ・ホーン(67)とともに到着ロビーを歩く、俳優カート・ラッセルの姿がキャッチされた。ニューヨークで慈善活動イベントに出席し、少しの旅行を楽しんできたという。ラッセルの口元全体を覆うなんとも立派なヒゲ。彼はかつてのイメージを大分変えてしまっている様子だ。
1996年の『エグゼクティブ・デシジョン』や『エスケープ・フロム・L.A.』は大好評であったものの、2007年の『デス・プルーフ in グラインドハウス』を以てスターの座からフェードアウトしてしまった感が否めないラッセル。しかし今年はコメディ映画『The Art of the Steal(原題)』が、そして来年はホラー映画『Bone Tomahawk(原題)』が公開になり、どちらも準主役だというから嬉しい。アクション系の作品からはすっかり遠ざかり、あとはマイペースで仕事を楽しみたいということなのであろう。
ところで、若き日のラッセルと女優シーズン・ヒューブリーの結婚生活が息子の誕生にもかかわらずたった4年で破たんしてしまったのは、彼が1983年の映画『スイング・シフト』でホーンと共演し、完全に彼女に心を奪われてしまったから。最初の出会いはラッセルが16歳、ホーンが21歳の時のことであったというから、ラッセルの心の中にはホーンへの憧れがずっとあった可能性も高い。
そんな2人の事実婚関係が今年でなんと30周年だそうだ。経済的には自立している2人だが、互いにとても献身的で温かく支え合っているその精神面での結び付きは本当に素晴らしいと巷で大評判。ハリウッドの人々からも、「あんな風に歳を重ねられたらと思うお手本のカップル」と言われることに、本人たちもきっと満足しているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)