ワールドツアー“Because We Can”の真っ最中だと言うのに、一体どうしたことか。「ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)」のファンにはショッキングなニュースである。人気メンバーであるギタリストのリッチー・サンボラがコンサートをドタキャンし、バンドから離脱してしまった。
「ボン・ジョヴィ」が違うギタリストを雇った。あまりにもショッキングなこの事態、2日のカナダ・カルガリー公演にリッチー・サンボラの姿がなく、その夜サンボラがバンドの公式サイトに「個人的な事情により、“Because We Can”ツアーから離脱します」と投稿したことで大きな波紋を広げてしまった。
2日の公演を前に、会場にサンボラがいないことをジョン・ボン・ジョヴィが知ったのは午後3時半のことであったと芸能情報サイト『TMZ』は伝えている。またそのステージに立ったジョンが、観客に向かってこう話していたことも分かった。
「リッチー・サンボラによるパフォーマンスはしばらく期待できない。僕に残された選択肢は2つだね。こんなのやってられねぇ、バカバカしいって帰っちゃうか、それとも持てる力のすべてを出し切るかだ。今夜ほど君たちファンの存在をありがたく感じたことはないよ。最高だぜ、カルガリー!」
すぐさま人々が想像したのは、サンボラがまた重度の薬物依存を示しているのではないかということ。しかし『TMZ』はその情報筋より、「リッチーはジョンやバンドとお金や待遇のことで激しく揉めていた」という話を聞きつけたと伝えており、大変気になるところである。
そのような中、サンボラ本人がTwitterを利用して心配を寄せるファンに感謝の気持ちを伝えた。“元気だけれど、個人的な事情でしばらくはロサンゼルスにいなければならない”とサンボラ。それがどのような事情なのか、大きな注目が集まるであろう。
ちなみに“Because We Can”ツアーは2月からスタートし、現在北米各都市を回っている。5月以降アフリカやヨーロッパを回り、しばらくの夏休みをはさんでブラジルへ。10月25日の米コネチカット州アンキャスヴィル公演で閉幕する予定である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)