去る4月1日のエイプリルフール、こどもたちは“ウソ”をついたのか。ついたのであれば誰にどんなウソをついたのか。このほど小学生1200人を対象に「エイプリルフールの過ごし方」に関するアンケート調査が行われた。微笑ましいものから、ドキリとするものまで。その興味深い内容をご紹介したい。
本調査は、進研ゼミ小学講座のwebサイト「今ドキ小学生まとめ」(http://blog.benesse.ne.jp/sho/matome/)が小学生1200人(1学年200人×6学年)を対象に行ったものだ。
そもそもエイプリルフールを知っている小学生はどのくらいいるのだろうか。1年生では半数近くが「知らない」と答えた。学年が上がるにつれて認知度は上がり、6年生では93%が「エイプリルフール(4月1日はウソをついてもいい日)」を知っていると回答した。
とはいえ、実際にウソをついた(もしくはつかれた)のはそのうちのおよそ20%にとどまり、80%近くが「ウソをついてもいい日」にもかかわらずそうしなかったことになる。「ウソはいけない」という親や教師の日頃の教えがこの数字に反映されたのであろうか。
一方で、「誰かにウソをついた」(216人)と「誰かからウソをつかれた」(224人)小学生を対象に行われた調査では、いずれも相手は「母親」がダントツの1位であった。気になる“ウソ”の内容については様々であるが、学年が上がるにつれ少しずつ大人をドキリとさせるものになっていくのが分かる。
■エイプリルフールに小学生がついたウソの一例。(自由回答)
・「後ろに小さい天使がいるよ」(小学校1年生女子)
・(おじいちゃんとおばあちゃんに)「お庭にうさぎさんが遊びに来てた」(小学校2年生女子)
・(妹に)「外に象が歩いているよ」(小学校3年生男子)
・「アイスクリームがお茶漬け味だった」(小学校4年生男子)
・「パパに彼氏ができたって言った」(小学校5年生女子)
・(母親に)「好きな人から告白されちゃった」(小学校6年生女子)
低学年の明らかにウソと分かるかわいいものから、「ウソであってほしい」と思わずうろたえそうな高学年のものまで。これらのウソを受け止めた相手の71%がそのときの反応を「笑った」と回答した。
普段は許されない“ウソ”もこの日ばかりは親子のコミュニケーションツールとなるのかもしれない。
■参照元:「今ドキ小学生まとめ」(http://blog.benesse.ne.jp/sho/matome/)
(TechinsightJapan編集部 村上あい)