新作映画でセレブ宅に忍び込む窃盗役を演じ、下着姿も披露する女優のエマ・ワトソン。その役柄に扮し、セクシーなタイトのミニワンピで英男性誌『GQ』の表紙を飾った彼女が、インタビューにて新作映画のキャラクターや役作りについて語った。
ハリウッドセレブ宅で実際に起こった連続空き巣事件を描いた映画『The Bling Ring(原題)』。同映画内でその窃盗集団のリーダー格であるニッキー役を演じた女優エマ・ワトソン(22)が、雑誌インタビューにてこの映画への思いを明かした。
「脚本を読んだ時に、この映画は“現代社会において有名になる”っていうことを描いているって気づいたの。だから“私が演じなきゃ”って思ったわ。(演じるニッキーは)上っ面ばかり気にして物質主義。それでいてうぬぼれ屋で道徳心がないっていうキャラクターなの。それって全て、私が嫌いな女性よ。どうやったらそんな嫌いな女性を演じられるかって思うでしょ? だけど私はそれが面白いなって思ったし、女優としての仕事に新たな見方をもたらしてくれたわ。」
また、エマが演じるニッキー役のイメージとなった実際の窃盗犯リーダーであるAlexis Neiersさんは、かつてリアリティ番組『pretty wild』に出演していたこともあり、エマは役に挑むため多くのリアリティ番組を観たことも明かした。
「ブラウン大学で英文学を学んでいたから、(イギリスの20世紀モダニズム文学における主要な作家の)ヴァージニア・ウルフの本をよく読んでいたわ。それに今はキム・カーダシアンのリアリティ番組を観ているでしょ。ヴァージニア・ウルフからキム・カーダシアンまで、つまりハイカルチャーからロウカルチャーまで網羅するのはバランスが良いと思うし、結構好きよ。」
ちなみに同誌では「コルセットをつけるのが怖かったの。だって一生脱げないんじゃいかって心配だったから」とも発言している。聡明で勇敢なイメージの強いエマにとって、怖いものがコルセットとは何とも意外である。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)