フィットネスビデオや執筆活動でも有名な米大物女優ジェーン・フォンダ(75)は、2010年に乳がんが発覚。その後腫瘍摘出手術を受け無事に回復したが、がんを宣告された当時も、そして数年が経過した今も、死ぬことを恐れてはいないと告白した。
数々の名作映画に出演し、ショービズ界で大活躍してきた女優ジェーン・フォンダ。そんなジェーンも70代に入り乳がんを宣告されてしまったが、その後受けた腫瘍摘出手術が成功し、健康体を取り戻した。
ジェーンはこのたび人気番組『Oprah’s Next Chapter』に出演。がんを宣告された当時を振り返り、以下のように発言している。
「あれは自分にとって良いテストになったわ。私はそれまでいつも“死ぬことを恐れてなどいない”と語っていたから。」
「実際に、私は死を恐れてなどいなかった。こんな風に感じていたの。“ああ、このような経験をした何百万人もの女性のひとりに私はなったんだわ”ってね。なんて興味深いことなのかしら。なんてスゴイ旅になるのかしら。そんな気分だったの。」
その後、手術は無事に成功。ジェーンの代理人は当時「ジェーンはこれで完全にがんから解放されました」、「彼女は完全に健康を取り戻し、仕事もこれまで通りの状態です」と語っていた。だがこの経験は死についてさらに考えるきっかけをジェーンに与えたようだ。ジェーンは闘病を思い返し、次のようにも述べている。
「私はこう思ったの。(手術が成功して)生きられるかもしれないし、死んでしまうかもしれないって。でも恐怖心というものはやっぱりなかった。死にたくないとは思ったけれど、だからといって死ぬことを恐れたりはしなかったのよ。」
このがんが発見できたのは定期健診のおかげだったそうだ。「がん」=「死に至る病気」という恐ろしいイメージに怯え、検査を受けずにいる女性は多いという。だが早期発見により完治するケースは決して少なくない。セレブリティたちのがん告白と見事なカムバックに、多くの人々が「検査に行く」という勇気を与えられることを願うばかりである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)