女性にとって「専業主婦」はもはや高嶺の花なのか。独身男性1000人を対象に行われた「結婚相手に求める条件」に関する調査で、9割以上の男性が「（結婚相手の女性に）収入があったほうがよい」と回答した。さらに全体のおよそ1割が「（女性の）収入が自分より（だいぶ）多い方がいい」とも答えており、夫婦共働きは当然のこと、「髪結いの亭主」願望を隠そうとしない男性の本音を見ることができた。

この調査はフレグランスや化粧品、時計やバッグなどファッション雑貨の輸入卸商社・ウエニ貿易（本社：東京都台東区、代表取締役社長　宮上光弘）がアクア シャボン　ヘアー＆ボディミストを4月24日(水)に発売するにあたり、20歳～39歳までの結婚願望のある独身男性1000人に対して行ったもの。

調査結果から、男性が結婚相手の女性に求めるのは、「雰囲気の良さ」「品の良さ」「包容力」「行動力・決断力」などいずれも主婦として家庭をしっかり守ってくれることを願った条件が目立つ。結婚したい理由の1位も「精神的な充実・安心感を得る」が81.3％を占めた。さらに、結婚したい芸能人の1位は「綾瀬はるか」（20.1％）。理由として「明るくて、一緒にいて楽しそう」「ケンカが少なそうで平和に生活できそう」「裏表がなさそう」「やさしそう」「癒されそう」など、ここでも独身男性が結婚生活に強く“癒し”を求めているのがわかる。

その一方で、結婚する女性の収入について、“無収入でいい”と答えた男性は全体の1.6％しかおらず、独身男性の98.6％が「女性側にも何らかの収入がほしい」と考えていることが分かった。さらに驚くべきことに9.1％の男性が、「（結婚相手の女性の）収入が自分より（だいぶ）多い方がよい」と回答している。

ちなみに、同社が4月24日より発売開始するアクア シャボン　ヘアー＆ボディミストに関連して、「初対面の女性から香ってきたら魅力的に感じる香りは？」という質問については、半数以上がシャンプー、石鹸、柔軟剤系、もしくは無臭と回答。いずれも自然、清潔感を香りのキーワードとして求める男性が多いことが分かった。

女性に対し、外では男性をしのぐほどバリバリ働き、一転して家庭では癒しの存在になってほしい。世の独身男性のなんと欲張りなことか。

品や雰囲気の良さは別として、「行動力・決断力」「経済力」「包容力（癒し）」。この3つは、女性が結婚の条件として男性側に長年求め続けてきたいわば「三種の神器」である。今回の調査結果から見える独身男性の姿は、一昔前の高収入、高学歴、高身長の「三高」を掲げた女性たちのそれと重なる。「草食系男子」という言葉が定着して久しいが、男性たちがこれら三種の神器を堂々と女性に突き付ける時代がやってくるのだろうか。少なくとも世の女性たちは「三高」が幻想にすぎなかったことにとうに気づいているのだが。
（TechinsightJapan編集部　村上あい）