![英ベアトリス王女、ニッキー・ヒルトンのパーティに出席 妊娠中のドレス姿に「とてもエレガント!」の声](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2024/10/princessbeatrice10241600-211x210.jpg)
もしも9万1500ドル(約860万円)あったなら…!? 「プリウス」を3台買えるそのお金で、あなたはエルメスのTシャツを買うことを考えるであろうか。あの「バーキン」ではない。シャツを1枚、である。
フランスの超高級ブランド「エルメス」といえば、ヴィクトリア・ベッカムがご自慢の「バーキン」を手に颯爽と歩くスタイルはやはりかっこいい。一般人でもこれさえあれば感覚は完全にリッチ・セレブという、強い魔力を持ったハンドバッグである。
だが今回、それを超えるシロモノが同ブランドから登場した。なんとTシャツである。「Hermes’ Spring/Summer 2013」コレクションにて発表されたひとつで、ニューヨーク・マディソン街の「エルメス」ですでに販売されている。しかし値札の$91,500(プラス消費税も)という数字に、手に取った人の目はもう真ん丸になってしまうようだ。
Tシャツの素材はツヤを抑えた黒のクロコダイル型押しで、写真を見る限りフィット感はあまりなく、かわりに独特の重量感がある。人がTシャツに何を求めているかにもよるが、着心地という点ではやや怪しそうだ。
これにはさっそく動物愛護団体がかみついた。ご存じPETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の広報を担当するコリーン・オブライエンさんは、NBCの朝の人気番組『TODAY』に「クロコダイルの命が犠牲になっているというのに、Tシャツそのものはとても安っぽく見えます。それを誰も買わないような値段で売るなんて、実にバカげた話です」と徹底的にエルメスを批判してみせた。
ちなみに、ヴィクトリア・ベッカムが最も気に入って使用している「バーキン」のひとつが、600万円超とも言われる黒のクロコダイル型押し。これより今回の男性用Tシャツの方が高価なのは、単純に使用する革の量が多いからであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)