![英ベアトリス王女、ニッキー・ヒルトンのパーティに出席 妊娠中のドレス姿に「とてもエレガント!」の声](https://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2024/10/princessbeatrice10241600-211x210.jpg)
今は亡き人気歌手ホイットニー・ヒューストンのいとこで、グラミー賞にも輝いたベテラン歌手のディオンヌ・ワーウィック(72)が、膨大な額の納税督促に追いつかず、ついに自己破産を申告していたことが分かった。
1960年代から80年代にかけ、当時大変なヒットメーカーであったバート・バカラックやバリー・マニロウらが提供したメロディアスなポップソングにより、絶大な人気を誇っていた歌手のディオンヌ・ワーウィック。名曲といわれる『デ・ジャ・ヴ』や、『恋よさようなら』、『涙の分かれ道』などが有名である。
1985年には、マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが曲を書いてクインシー・ジョーンズがプロデュースした、あの『USA for AFRICA(ウィ・アー・ザ・ワールド)』にも参加した彼女は、続いてはエルトン・ジョンやスティーヴィー・ワンダーとのコラボで『愛のハーモニー』を大ヒットさせたが、その後低迷期に入り、2002年にはマリファナ所持容疑で逮捕されている。
そんなワーウィックが3月21日、ニュージャージー州の裁判所において自己破産の手続きを行った。現在残された資産は約2万5500ドル。ところが過去にさかのぼっての税の滞納額は積もりに積もって1020万ドルにも膨れ上がり、ついに万策尽きたというのだ。
この件に関し、ワーウィックの代理人は「1980年代および90年代に財務の管理が非常に怠慢であったことがその原因」と語っている。これまで何度かカリフォルニア州税務当局(California Franchise Tax Board)やアメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)に納税計画書を作成して提出したものの受け入れてもらえず、さらなる延滞利息、手数料、罰金などが容赦なく加わっていったそうだ。
もっとも、提出された書類には毎月の収入が平均2万950ドルあり、支出は平均2万940ドルとのこと。グラミー受賞者のプライドではあろうが、月々約200万円の暮らしを続けていた元超人気歌手に、税務当局の徴収官らは情けをかけるであろうか。注目を続けてみたい一件である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)