ヒロイン4人の生き方をはじめ、劇中のファッションや美容、フード、舞台となったニューヨークのスポットなどすべてが女性視聴者をトリコにした『セックス・アンド・ザ・シティ(原題:SEX and the CITY、以下SATC)』。現在、アメリカではその前章となるドラマ『ザ・キャリー・ダイアリーズ(原題:The Carrie Diaries)』が放送中であり、主人公のキャリーを若手女優のアナソフィア・ロブ(19)が演じている。果たして元祖キャリーである女優サラ・ジェシカ・パーカーは、このドラマをどう思っているのだろうか。
1998年に全米で放送が開始されるやいなや、全世界にセンセーションを起こした大人気ドラマ『SATC』。そこで主役を演じたサラ・ジェシカ・パーカー(47)がデジタル雑誌『Net-A-Porter』のインタビューに登場し、『SATC』やその前章ドラマについて語っている。
「(SATCが)女性たちに権限を与えたかどうかは分からないけれど、女性がもっと率直に意見を言えるように勇気づけたのは確かよね。」
同ドラマではプロデューサーも兼任したサラ。女優業とはまったく違うプロデュース業について「多くの人の責任を負うことは、大きな誇りとなるわ。世間のニーズや予算を考えながらアイデアを出して、形にしていくのはとっても楽しいわよ」と明かした。
気になるのは、今年の1月から全米で放送を開始したドラマ『ザ・キャリー・ダイアリーズ』について。これは『SATC』の主人公であるキャリーの高校生時代を描いた前章ドラマであり、今シーズン最も期待されていたドラマのひとつだ。しかし来月にファイナルを迎える現在の評価は、いまひとつといったところ。そして本家『SATC』のキャリーを演じたサラも、世間と同じ意見を持っているようである。
「アナソフィア・ロブはラブリーな子だし、自信を持っていて欲しいけれど…。それにしても(『ザ・キャリー~』は)奇妙よね。」
『ザ・キャリー~』の撮影前に、サラはアナソフィアに激励の手紙を送ったというほど、誰よりも新ドラマの成功を願っていた。だからこそ、つい辛辣な言葉が出てしまったのであろう。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)