このところ良い話がまったくない歌手ジャスティン・ビーバー(19)が、今度はコンサートに大幅遅刻。ファンやその保護者も大ブーイングするという異例の事態を巻き起こしてしまった。
このところ明るいニュースの無いジャスティン・ビーバーだがまだ人気は高く、4日「O2アリーナ」で開かれたロンドン公演にも数多くのファンが訪れていた。
だが待てど暮らせど、ジャスティンは一向にステージに姿を現さない。その間マイケル・ジャクソンの曲が延々と流されていたが、待ちくたびれたオーディエンスの一部はブーイングを開始。子供を会場に迎えに来た保護者たちも「どうなっているんだ?」、「もう終わる時間のはずでしょう」と声を荒らげたという。
結局、開始予定時間から遅れること2時間、ようやくジャスティンがステージに現れたのだ。だがその日は平日でファンの多くは翌日に学校があり、「終電に間に合わなくなる!」とコンサート開始を前に会場を去らねばならないファンと保護者も複数いたとのこと。わずか数分間コンサートを鑑賞しただけで帰らねばならず涙したファンもいたといい、「あまりにも無責任だ」とジャスティンを非難する声が多くあがっている。
この件につきジャスティンは翌日、以下のようにTwitterで釈明した。
「昨日の夜、僕は3つのオープニングアクトの後でステージに上がることになっていた。8時30分ではなく9時35分にね。でも技術的な問題があって、10時10分までステージに行けなかったんだ。」
「僕は40分遅れたってわけ。言い訳はできないし気分を害した人には謝るよ。でも素晴らしいコンサートになったし、それについては誇りに思っているんだ。」
「僕には音楽とパフォーマンスこそが全て。それにファンのこともリスペクトしているよ。みんなを動揺させたりガッカリさせる意図なんてちっともないさ。大げさに報道されているのは嫌だけど、今回のことで気分を害してしまったファンには謝罪したい。」
技術上の問題、ジャスティンの登場時間などに関するアナウンスを流してさえいれば、ここまで問題が大きくなることもなかったはずだ。このところ良い話題が少ないからこそ、ジャスティンのマネジメントサイドもさらに細かな気配りが必要ではなかったか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)