今時の俳優は役作りのためなら体重の増減だっていとわない。イケメン俳優のイメージが狂ってしまうようなヒゲ面だって髪型だってへっちゃらなのだ。新作の撮影に臨んでいるコリン・ファレルも、かつての“ワル”のイメージをすっかり変えてしまったようだ。
寒さの厳しいニューヨークで19日、新作『Winter’s Tale(原題)』の撮影が行われていた。水に入りながらの大熱演は俳優コリン・ファレル。メガホンをとっているのはハリウッドのヒットメーカーのひとり、アキヴァ・ゴールズマンである。この作品でついに映画監督デビューだそうだ。彼がこれまで製作あるいは脚本を担当した作品は、有名なところで『ビューティフル・マインド』、『ダ・ヴィンチ・コード』、『ハンコック』、『アイ・アム・レジェンド』、『Mr.&Mrs. スミス』などキリがない。
これはマーク・ヘルプリンの同タイトルのファンタジー小説『Winter’s Tale』を映画化するもので、脚本はゴールズマン監督が担当。彼は2年以上前からその構想を練っていたというが、何しろキャストがすごい。『アイ・アム・レジェンド』や『ハンコック』でタッグを組んだウィル・スミスをはじめ、ファレルのほかラッセル・クロウ、マット・ボマー、ジェニファー・コネリーらが脇を固める。
長めのたてがみがチョロチョロとサイドに垂れたこのモヒカンは、カッコイイのか悪いのか。体重が増えた感じでバッドボーイの雰囲気がまるでないファレルには驚きである。彼が主演の大ヒット作品を最近とんと見ていないと漏らすファンは多く、この映画が大当たりすることにとにかく期待したい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)