「○○さん気合入ってるけど、顔とか近くで見たらヤバいよ」。そんな衝撃的かつ身もふたもない男たちの本音がこのほど明らかになった。服装やヘアスタイルでどれだけ飾り立てても、至近距離で見たときの肌が美しくなければ「遠目美人」という何とも不名誉な烙印を押されてしまうという。さらには「肌が美しい女性」=「きちんとした生活を送っている女性」という図式も。「肌が荒れているのは、毎日忙しく一生懸命生きているからよ!」と叫んでも、言い訳にもならないらしい。興味深いその調査結果をご紹介したい。
男性の偽らざる本音を明らかにしてくれたのは、株式会社I&S BBDOが昨年12月に実施した「お肌に対する意識調査」。首都圏在住の20~30代の男女207名を対象に街頭インタビューの形で行われた。
まずは肌の透明感を変えた同一人物の画像2枚を見てもらい、それぞれ「第一印象で何歳に見えるか?」という質問から。これに対し、肌の透明度の高い画像は23歳。透明度の低い画像は33歳から35歳との答えが返ってきた。同じ人物の画像でも肌の透明度によって、10歳から12歳程度の見た目年齢の差があることが分かった。
驚かされるのは、女性の肌に対する男性側のジャッジが想像以上に厳しいこと。今回の調査結果では、7割の男性が女性を近くでみて「がっかりした」経験があると答えた。女性を遠目で見て、「美人だな」と思ったものの、間近で見た肌やメイクに「残念!」と思ってしまう、いわゆる「遠目美人」と、多くの男性が遭遇したことがあるというのだ。これは女性の側からするとかなり痛い結果だ。そもそも”接近戦”というのはどんな女性でも多少の勇気がいるもの。自分は気づかないうちに「遠目美人」のレッテルを貼られてはいないか。やはり気になってしまう。
一方で、男性の9割が、肌がきれいな女性に対し、「生活がきちんとしてそう」と“想像する”ことも判明した。確かに不規則な生活は、まずお肌に出る。少なくとも、見た目の華やかさだけに男性は惹かれるわけではないようだ。美しい肌は見た目を若くさせるだけでなく、自らのライフスタイルにまで好印象を持たせることができる。日々の努力の積み重ねで初めて手に入れられる透明感のある肌。手に入れたときはそれだけのメリットがあることを今回の調査が改めて教えてくれたと言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 村上あい)