家賃と税の滞納はもう常習犯、今は一流ホテル、元のアシスタント、元の弁護士からそれぞれ高額の支払いを求められている。四面楚歌のリンジー・ローハンは今、どんな仕事でもありがたくサインさせてもらっているものと思ったが…。
道を走れば事故を起こし、パーティに出れば深酒トラブル。おまけに財政危機に瀕しているお騒がせなリンジー・ローハン。彼女のニュースが連日これでもか、これでもかと続く。なんと今回は高いギャラで人気の番組に出るせっかくのチャンスを蹴った話。他のセレブなら、きっと「引き受ければいいのに。なんと惜しいことを!」と言うであろう。
リンジーにこのほど舞い込んだのは、大変な人気を誇るダンスコンテスト番組『Dancing with the Stars』へ出場してみないかというオファーであった。ギャラは55万ドル(約5000万円)と高く、“不健康セレブ”の汚名を返上するためにもダンスに挑戦というのはヘルシーな話、裁判官へのウケも良いであろう。女優生命をかけて熱演したといわれるTV映画『リズ・アンド・ディック( Liz & Dick )』が不評に終わり、女優としての雲行きがあやしくなっている今のリンジーは、どのような仕事でも貰えるだけでありがたいはずだ。
だが、彼女はこの話を興味ナシと一蹴。理由は「それでも女優として頑張りたいから」だそう。女優として本当に輝くまで夢をあきらめないなどと言えば素敵だが、今の彼女はどんな役にも貪欲に飛びついているのが現状で、あれこれ仕事を選んでいる場合ではない。恐らくは、この番組に出場するセレブに求められる何時間も続く連日の厳しいレッスン、お腹をひっこめたくてお酒をやめるといった地道な努力を知って、「アタシには無理」と腰が引けたのではないだろうか。
この番組、ダンスはど素人というセレブも、プロとペアを組んで特訓を受けながら懸命な努力を続けているうちに動きがどんどんサマになってくる。「清々しい汗を流す喜びを知った、ダンスのとりこになった!」などと笑顔で語るようになり、優勝が見えてくる頃にはスキルもかなりなもの。リアリティ番組であるため、彼らの泣いて笑ってのドラマからも目が離せなくなる。リンジーのイメージアップには最高だと思ったのだが…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)