近年すっかりハリウッドの人気俳優になってしまった感のあるジャスティン・ティンバーレイク。そんな彼に届いていた「本業は歌手じゃないの?」というファンの切ない声。ジャスティンがようやくそれに応えてくれた。
ファッション界やレストランビジネスに進出し、俳優としての才能もバツグン。おまけにバラエティ番組でも超おバカな一面を披露してくれる…そんな彼についてファンは「決して嫌いじゃないけれど、できればジャスティンの歌がまた聴きたい!」と声を高くして言う。
2002年にリリースされた『Justified』、そして2006年の『FutureSex/LoveSounds』。それらのアルバムからはたくさんの大ヒットシングルが生まれ、有名アーティストとのコラボも数々こなしてきた“元”人気歌手のジャスティン。彼が久しぶりに音楽活動に戻ることになり、最近1分ほどの以下のような“決意表明”ビデオを制作し、Twitterに投稿していた。
真っ暗闇の中にボンヤリと姿を現したジャスティン。“そろそろ音楽に戻ってもいい頃じゃないか。あれでもう満足しちゃったのか?”と人に言われ、“人がどうこう思うよりこれは自分自身の問題。10年間で僕はたった2枚のアルバムしか出していない。ここから先の10年にしたいこと、大切なことを真剣に考えた時…”などとモノクロな世界の中であれこれと自問自答している。
そしてついに彼はスタジオに入り、ヘッドホンを耳にセットしてマイクの前に立つと「準備完了!」と力強く言い、そこでビデオは終わっている。その後に現れたのはカウントダウン表示。日本時間の14日には何か正式に発表があるとみて、ファンはワクワクしながらその時を待ったのだ。
そして今、『countdown.justintimberlake.com』というサイトをクリックすると、“JT SUIT & TIE”という大きなタイトルが目に飛び込んでくる。流れてくるその曲はジャスティンの3rdアルバム『The 20/20 Experience』からの先行シングルで、Jay-Zのラップをフィーチャーしており、昨年6月からレコーディングの準備が進められていたという。ドロっとした重いスタートには驚くが、途中からアップテンポに変わると、ジャスティンは美しいハーモニーとクールなファルセットボイスでこちらのハートにぐいぐいと迫ってくる。
グルーヴ感たっぷりのとてもスリリングなこのニューシングル、Jay-Zの参加もすごいがプロデューサーはTimbalandとのこと。『Billboard.com』をはじめ米国の複数のメディアが今、iTunesでのダウンロードは最初の1週間で35万に届くのではないかと大きく注目している。あのクールな“What Goes Around…Comes Around”のような音楽を再び!と期待していたファンは大満足に違いない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)