このほど女性誌最新号の表紙を飾り、特集記事が組まれた女優エマ・ワトソン。そのインタビューにおいて、彼女は自身の仕事ぶりを「完璧主義が過ぎる」とやや自嘲気味に語っている。
高校時代はもちろん、名門大学でも良い成績をおさめているという才色兼備のエマ・ワトソン(22)は、仕事に対しての姿勢も真剣そのもの。ビバリーヒルズの豪邸を狙うティーンエイジャー窃盗団のひとりを熱演した、ソフィア・コッポラ監督の新作映画『The Bling Ring(原題)』をはじめ、今年と来年に公開される注目の作品が4本もあるというから素晴らしい活躍ぶりである。
そんなエマが、英版『Marie Claire』誌2月号の表紙を黒の革ジャンとショートパンツでワイルドにキメた。ショートヘアが板についていたが、ミニワンピースから細長い脚を露出するなど、その写真はどれもセクシー。大学生になったあたりから、予想以上のスピードで美しく成長している。楽しい話題の中にもやや気になる発言があった同誌とのインタビューを、抜粋でお伝えしてみたい。
■仏パリで生まれたエマの大好物はバゲット
「毎年のお正月に今年こそ頑張ろう!と思うのが、仏語を流暢に話せるようになることなの。パリ北駅(Gare du Nord)を利用することがあると、心はもうノスタルジーでいっぱいになってしまうわ。文化、芸術、音楽、素晴らしい影響力を持っているところよね。」
■ようやく自信がついてきた
「自分はどんな人間で何がしたいのか、どうするべきなのかあれこれ悩んだ時期もあった。でも今はずいぶん落ち着いて自分自身のことを考えられるようになったから、良い悪いといった他人の意見を聞く必要がなくなったわ。」
■ワーカホリックな自分に感じるのは強迫性障害(OCD)
「私の両親は仕事に関して頑なな倫理観を持っていて、自分のやっていることに愛と敬意、そしてプライドを持つことが大事だと教わった。私は常にベターな状況を目指したい。でも時々イライラすることもあるわ。私には強迫性障害(OCD)の傾向があるのか、全てがパーフェクトでなければ気が済まないの。仕事をしていても誰よりも辛辣な批評をするのは私自身だし、しかもそれによってさらに頑張っちゃうから、なんて私って大変なんだろうと自分でも呆れているのよ。」
以上、いかがであろうか。今のハリウッドにおいては、エマのように頭脳明晰で真剣な若手俳優は貴重な存在。監督をはじめクルーは彼女に絶大な信頼を寄せているはずだ。ただし完璧主義も強迫性障害のレベルになれば、自らも苦しむが周囲を不快にさせることもままある。もっともエマは「今の私にとって最も大切なのは友人と家族。仕事はその次」と語っている。バランス感の維持についてはひとまず安心してよさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)