美しい天然のブロンドヘアに、笑うとニッと横に広がる顎。女優のダコタ&エル・ファニング姉妹は、父親からゲルマン(ジャーマン)系の血を受け継いでおり、ファニング家のクリスマスは毎年ドイツのしきたりを重んじるものであるそうだ。
「私の父方のおばあちゃんはドイツ人で、この時期は必ず我が家で一緒に過ごすの。だからうちは毎年ドイツ風にクリスマスを祝っているわ。“Find the pickle”というちょっと風変わりな遊びをやるのよ。」
英紙『デイリー・テレグラフ』にそう語ったのは、人気女優のダコタ・ファニング(18)。用意するのは、ミニサイズのきゅうりを酢で漬けたピクルス(スライスしていないもの)。大人がそれに糸をつけ、他のオーナメントで何気なく隠すようにしてクリスマスツリーに吊るしておくそうだ。葉の色とも絶妙になじんでしまうため、大きなツリーにもなると探すのはなかなか大変で、「ピクルス見っけ!」と探し当てた子に賞品が渡されるというわけだ。
だが一昨年のこと、ダコタがせっかくピクルスを見つけたというのに、パパとママは賞品を用意しておくことを忘れていたそうだ。「とにかく準備をシッカリ頼むわよって感じね」とダコタ。ファニング家の昨年のクリスマスは、準備万端に楽しく盛り上がったことであろう。
ちなみにアメリカでは、プレゼントをツリーの元に届けてくれるサンタのためにと、子供たちはママに焼いてもらったクッキーをお皿に盛り付け、ソリを引っ張るトナカイには人参を1本用意し、翌朝のサプライズを楽しみにしながら眠りにつく。親は夜中のうちにその人参をかじり、食べた跡をつけておくなどなかなか演出も細かい。どの子にも、できるだけ長く「サンタさんは本当にいる」と信じていて欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)