これまでの功績を称え、出身地の通りや町が新しく自分の名前に変わる。これは本当にセレブ冥利に尽きる話だが、ロックンローラーのオジー・オズボーン(64)には今、もっとすごいレベルの話が持ち上がっているようだ。
イギリスのリバプールにある「スピーク空港(Speke Airport)」が、2002年に「リバプール・ジョン・レノン空港 (Liverpool John Lennon Airport)」と名を改めた。また北アイルランドの「ベルファスト・シティ空港」も、2006年からはサッカー選手の名にちなみ、「ジョージ・ベスト・ベルファスト・シティ空港」と呼ばれている。こうした流れを受け、イギリスの大都市バーミンガムにある国際空港のトップは今、ネーミングの刷新を検討しており、そこに「オジー・オズボーン」の名が挙がっていると英紙『デイリー・ミラー』が伝えている。
オジーは、バーミンガムで結成されたヘヴィメタ・ロックバンド「ブラック・サバス」のリーダーとして40年近く活動し、還暦をとっくに過ぎた今もなお、「ロックンローラー魂はバリバリ健在」と語る。彼の長年の活躍と功績はバーミンガムの人々の自慢であり、当然ながらいまだにオジーや「ブラック・サバス」の大ファンは多い。
その新ネーミング構想にオジーの名が候補として挙げられていることに、「ブラック・サバス」の生みの親であるレコード会社の経営者ジム・シンプソン氏は、「これは地元民の誇らしげなメッセージになるね。“The Ozzy Osbourne International Airport”なんてイイ響きじゃないか!」と諸手を挙げて賛成しているようだ。
同空港の顧問であるフィリップ・パーキン氏は、「最初は“ブラック・サバス”の名も挙がっていましたよ。誰もが知っている人からその名をもらうのは面白いアイデアですし、前向きに検討してみます」と語っているため、ファンはおおいに期待して良さそうだ。アメリカにはジョン・ウェイン、アーノルド・パーマー、ルイ・アームストロングといった有名人の名がつけられた空港がいくつもある。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)