人気オーディション番組『Xファクター・USA』に、審査員として登場していた歌手ブリトニー・スピアーズ(31)。次なるシーズンのスタートを待たずしてクビになるのではないかと囁かれる中、放送局FOXの社長は「ブリトニーはよくやってくれた」と意外にもその仕事ぶりを高く評価し、ブリトニーの残留を期待する声も多くあがっていた。しかしながら、ブリトニーが自ら辞任、ニューシーズンには番組に戻らないとの新たなニュースが流れている。これはいったいどういうことなのか。
「みんなブリトニーに魅了されているし、それはこれからも変わらない。彼女はユニークな人生を歩んできた面白い人物だし、そういったバックグラウンドを生かしてくれていると思ったよ。」
1月8日に開かれたテレビ批評家協会(Television Critics Association)の総会の場で、FOXの社長を務めるケヴィン・ライリー氏はこう発言。クビになるとの噂が広がっていたブリトニー・スピアーズに「この様子なら大丈夫」と多くのファンが安心していたのだが、ここにきて今度はブリトニーが自ら番組を去る決意をしたとの報道が出ている。情報筋は米誌『People』に「ブリトニーは音楽活動に専念したいのです」とその理由を証言。芸能サイト『TMZ』も「ブリトニーは番組を愛してはいるが音楽に集中したいらしい」と全く同様の報道をしている。ちなみに現在、ニューアルバムの制作に取り組んでおり「いずれはまたツアーも始めたい」と思っているというブリトニーだけに、番組を降りる考えを固めているとしても不思議ではない。
昨年は、同じく人気番組『アメリカン・アイドル』の審査員だったジェニファー・ロペス(43)が「子供たちもいるし、ビジネス面でもたくさんの責任を抱えている」との理由で辞任。ファンも残念がったのだが、今年は別番組といえども審査員として頑張っていたブリトニーが辞めるかもしれないとあって、一部ファンは「なんてこと…」とガッカリしている。とはいえ、これでブリトニーが音楽活動に専念し素晴らしいニューアルバムを発表、ツアーもスタートという流れになれば、彼女の音楽を支持するファンがどれほど喜ぶことか。ミュージシャンとしての仕事を最優先したいといったその決断に迷いがないのであれば、番組の降板も致し方ないことなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)