セレブプロデュースの香水やコスメ、ファッションが人気を集めているのは周知の通り。一方で、自分のオリジナルブレンドのお酒を発売したり、アルコールのプロデュースを手掛けるセレブも多いのをご存知であろうか？　特にエイジング美容効果が注目されているワインは、その味に惚れるだけでなく、自身のワイナリーを持つほどに魅了されたセレブが多いのである。

女優ドリュー・バリモア（37）もワイン好きが高じて、自身プロデュースのワインを発売させたひとり。「私はいつでもずっとワイン派なの。土曜の夜に映画を観に出かける時だってワインを持っていくし、食事を楽しむ時だっていつもワインがテーブルの上に置いてあるわ。ワインは皆で飲むことを共有できるから、私にとっては記憶のようなものなのよ」とワインへの愛を語る彼女は、今年の初めに北イタリアで育つブドウを使用した「Barrymore Pinot Grigio」を発売。20ドルという安価ながら、その味のクオリティは高いとして数々の称賛を受け、4月に発売した新商品に至ってはフランス国際ワインコンクール「チャレンジ インターナショナル デュ ヴァン」で金賞に輝いたほどである。

同じくオリジナルワインブランド「Ferguson Crest」を発表したのは歌姫ファーギー（37）。「ワイナリーをオープンさせただけでなく、父と一緒に行ったということがとてもスペシャルな気分」と語る通り、彼女は父親と2006年にカリフォルニア州のサンタバーバラにあるワイナリーを見つけ、コツコツと発売に向けて準備を整えていた。種類はシラーやヴィオニエなどのほか、彼女のヒット曲である『Fergalicious』を名付けたブレンド赤ワインも発売されている。「Ferguson Crest」のウェブサイトでは、ファーギーと夫ジョシュ・デュアメルがワイナリーで仲良く作業するような写真も公開されており、ファーギーファン、ワインファンならずとも興味をそそられる内容となっている。

さらにあのデヴィッド・ベッカム（37）は、レアル・マドリードに所属しスペインで過ごしていた頃、妻のヴィクトリアと共にワインにハマり、妻の誕生日にカリフォルニア州にあるナパバレーのブドウ園を購入しプレゼントしたほど。また、トム・クルーズやケイト・ベッキンセールなどと一緒にその地を訪れた際、彼女の名前がラベルに刻印されたワインボトルをヴィクトリアに贈ったという、何ともロマンティックなエピソードまでもある。このワインは残念ながら発売されていないが、ヴィクトリアと名付けられたワインの味がどんなものなのか興味がある人は多いであろう。

このようにワイン好きの海外セレブたちは、ただ飲むだけでは満足できず、自らオリジナルワインを造ってしまうようだ。さて、ここ日本ではクリスマス、忘年会、新年会…と年末年始はイベントが目白押し。ワインをはじめお酒をいただく機会も増える。そこで今回は“お酒のたしなみ方”について、おなじみ“美の専門家”「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にお話をうかがってみた。

－ 先生、今年も残すところ10日あまりとなりました。ここのところ忘年会でお酒をいただく機会が増えているのですが。

池田先生「そのような人は多いでしょうね。ではちょっと役立つことをお教えしましょうか。お酒を飲む前にウコンを摂るといいとよく聞きますよね。でももっと身近なものにも、お勧めのものがあります。」

－ えっ、身近なものですか？　確かにウコンはドリンクなどで販売されているもの以外は利用したことがありません。

池田先生「実は乳製品なのです。お酒を飲む30分～1時間前にヨーグルトを食べたり、牛乳を飲んだりしておくと、アルコールの吸収を穏やかにしてくれるとか。といっても飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。」

－ ヨーグルトや牛乳でしたら、会社帰りに忘年会に寄るときでも社内でさりげなく摂れそうですね。

池田先生「はい。そういえば先日お酒が弱く苦手な女性から相談を受けました。会社でお酒の席につきあわなければならない時があるのだけれど、お酒を勧められても上手にスルーするにはどうしたらよいかというご相談でした。」

－ お酒が好きな方には楽しい席でも、苦手な方にはゆううつでしょうね。

池田先生「そうです。まして目上の人からの勧めは断り辛いものです。できたらお酒を勧めそうな目上の人と遠い席にしてもらうなど周りの人に協力してもらえるといいですね。また反対に、お酒が苦手な人に無理に勧めることはやめましょう。参加した人が楽しく親睦を深められる場にするためには、無理強いや飲みすぎには気をつけて、節度のある大人としてお酒はスマートにたしなみたいですね。」

さて、ワインが好きでワイナリーを購入、さらにはオリジナルワインを発売できるのは、セレブだからこそなせる業。しかしそのお陰で自分の好きなセレブの好みの味が分かるのは嬉しい限り。皆さんも機会があれば是非、セレブプロデュースのお酒を味わってみてはいかがだろうか。ひとしきりその話題で盛り上がれるかもしれない。

※　池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。（HPはコチラ＜http://www.ikeda-yuko.com/listing_lpo/techinsight.html?lpomax=010＞）
（TechinsightJapan編集部　ピーリング麻里子）