それは涙か汗か…。ステージで切ないバラード曲を歌うジャスティン・ビーバー。今は彼自身のハートがボロボロ、声を詰まらせタオルをギュッと握り締めた。
セレーナ・ゴメスとの破局が伝えられるものの、「彼女の気持ちを必ず取り戻す」と話しているというジャスティン・ビーバー。彼の中で、セレーナへの想いはますます強くなっているようだ。だがこんな辛い時にも、プロの歌手である彼は契約通りステージに立たなければならない。
9日、ニュージャージー州イーストラザフォードで開かれたジャスティンのコンサート。大好きなセレーナにフラレてしまったことでとにかく彼の精神面が心配されたが、ファンの声援に応えるべく元気よく歌って踊って平常通りのメニューをこなしていた。
だがアコースティックギターの優しいイントロに、ジャスティンの表情は落ち着かなくなる。“Be Alright”という曲は、“どんな時も僕がそばにいて君を守るから大丈夫だよ”というラブバラード。メランコリックなメロディを静かに歌うジャスティンは、“Across the ocean, across the sea, startin’ to forget the way you look at me now. Over the mountains, across the sky”という歌い始めの部分でところどころ声を詰まらせてしまう。おもむろに後ろを振り向き、置いてあるタオルを探すとそれを眉のあたりに強く押し当てた。
彼の声が途切れ気味になると、ファンはすかさずフォローしてそのフレーズを合唱したが、ぬぐったのは涙か汗かと誰もが気が気ではない様子。汗ならもっと額の高い位置にタオルを当てるであろう。だがジャスティンにも男の意地があり、タオルで目を覆うわけには行かない。だから眉なのだ。
それにしても、決して忘れないであろう素晴らしい青春の純愛が幕を閉じ、真に愛した女の子が自分のもとを去ってしまったのだ。そのような時にも頑張ってステージに立ってくれたジャスティンには、心からの大きな拍手を送りたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)