家族が一緒に手を取り合ってこその「感謝祭」。アメリカは毎年11月の第4木曜日、つまり今月の22日がその日にあたるが、離婚や別居で決裂してしまった夫婦が子供のために集まることも珍しくなく、俳優のトム・クルーズの思いもそこにあったようだ。
先月下旬に上陸し、米国東海岸の複数の都市を襲って去った「ハリケーン・サンディ」。予想をはるかに超えた甚大な被害に、離れた西海岸から誰よりも娘と別れた元妻を心配していたのが俳優トム・クルーズであった。
チェルシー地区の超高級アパートメント暮らしとは言え、ハリケーンによる停電や断水にはなす術もない。11月3日にこちらでもお伝えしていたが、ケイティとスリちゃんは他の住人と同様に、建物の12階から階段を歩いてアッパーイーストサイドの「The Mark Hotel」に避難しており、トムの心配はピークに達していたようだ。
その時に想像された通り、トムはこのほど別れた妻ケイティ・ホームズに対し、「感謝祭(サンクス・ギビング)とクリスマスは必ず一緒に過ごそう」と強く申し出たことを英芸能誌『Now』が報じている。トムに親しい情報筋の話では、感謝祭には美しいスキー場として名をはせるコロラド州テルライドに3~4日滞在というトムの提案にケイティも賛成し、3人は約5か月ぶりにひとつ屋根の下で過ごすことになりそうだ。
「雪景色やウィンタースポーツをスリに楽しませてあげたいようですね。家族が一緒というのはスリにしてみれば大喜びでしょう。とりあえず自分たちの中にある確執は脇において楽しい休日を過ごす、トムとケイティはそう考えているようです。」
ただし、ケイティが承諾したのはあくまでも感謝祭についてのみ。そこでの日々が有意義であったと分かれば、クリスマス休暇についても検討すると話しているらしい。スリちゃんのためにも、トムには精一杯得点を稼いで頂きたいものである。
衣食住に不自由のない毎日、基本的なことへの感謝の意をあらたにするのが「感謝祭」だが、ケイティはトムの手を握って目をつむり、今年はいったい何を思うのであろう。離婚協議書にすんなりサインしてくれたことに、スリちゃんとの同居を断念してくれたことに、そしてトムの送金でスリちゃんと共に超セレブな暮らしを満喫していることに感謝、感謝、ひたすら感謝するべきではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)