アメリカで、こともあろうに“マシンガンを掲げたアラブ人”に扮するとは…。今年の「ハロウィン」で見せた、歌手クリス・ブラウンのとんでもない仮装が物議を醸している。
人気歌姫か美人モデルか、二股疑惑を否定すらしないクリス・ブラウン。「ハロウィン」のパーティにはどちらの女性を同伴するのかが話題になっていたが、そんなことよりよほど「ヤバイ」のがTwitterに投稿された彼の仮装写真であった。
10月31日、今年の「ハロウィン」パーティ用にクリスが選んだコスチュームは、アラブ人男性が着用するおなじみの装束。ヒゲもターバンもヘッドピースも、すべてハロウィンやコスプレの専門店で簡単に手に入るが、クリスはそれだけでは気が済まず、“武器”まで調達してしまったようだ。
悪友4人とともに、お得意のスポーツカーでダウンタウンを流し、ある場所で車を停めたクリス。彼らは全員アラブの男性に変装し、両肩に掛けた弾帯を胸でクロスさせ、それぞれにピストルかライフル銃を手にしている。そんな威嚇ポーズで撮影した写真を、クリスはTwitterおよび画像共有サイト『Instagram』に投稿したのだ。
「911テロ」以降、悪感情により罪のない在米イスラム教徒に対する犯罪や人権侵害が起きており、アメリカ人が敢えてそうした衣装を身にまとうのは、たとえ「ハロウィン」であってもどうにもイタダケない。おまけに武器まで持ったらまさに“テロリスト”ではないか。
たった一つの救いは、クリスがその写真につけたキャプションが「誰もオレの仲間に手を出すな!」と、いたって単純なものであったこと。ターバンとタリバンを間違え、「俺、タリバンってけっこう好きだよ」などとタイトルを打った日には、警察当局も黙ってはいないはずだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)