体外受精により次々と子供を妊娠。ついには8つ子を出産し14人もの子の母となったナディア・スールマン（37）は、かなり生活費に困っているという。そんな中「Celebrity Boxing」なるショーに登場しボクシングにも挑戦していたナディアだが、そこでCEOがナディアに“贈った”ダイヤモンドの指輪を巡り、今ちょっとした騒動が起こっている。

「Celebrity Boxing」というショーに登場し、ちょっとした話題を呼んでいた14人の子の母、ナディア・スールマン。そんな彼女に今年の2月、ショーのCEOを務めるデイモン・フェルドマン氏が1.5カラットのダイヤモンドの指輪を贈りプロポーズしたのだが、これはイベントを盛り上げるための“出し物”にすぎなかったという。このときフェルドマン氏は元妻所有の7500ドル（約60万円）の指輪をナディアに手渡しているのだが、これをナディアはフェルドマン氏に返すことを拒否しているようだ。

芸能サイト『Radar Online』は、フェルドマン氏が金曜日に警察に提出した事件報告書に以下のように書かれていると報じている。

「プロポーズと指輪の贈呈が宣伝行為であることは、双方が理解していました。その後スールマンとフェルドマンのビジネス関係は解除されているにもかかわらず、スールマンは指輪を返却していません。ここ1か月間フェルドマンはスールマン本人とマネージャーに幾度となく連絡を試みていますが、連絡がないばかりか指輪も返却されていないままです。」

ちなみにナディアはフィラデルフィアで「対戦相手の手の骨を折った上に試合をすっぽかした」としてフェルドマン氏から「Celebrity Boxing」からの追放を宣告されており、フェルドマン氏に対して恨みを抱いている可能性も十分にある。そんな彼女から指輪を返してもらえずイライラしているフェルドマン氏は、同サイトに以下のように証言した。

「ナディアのマネージャーは宣伝活動が多いんだ。だから俺に婚約の場面を見せてほしいと言って来た。俺はOKしたよ、なにしろ5000ドル（約40万円）の支払いを約束されたから。なのに5000ドルはもらえず、指輪も戻らない。」

ちなみにフェルドマン氏の報告書を受けた警察に調査する意向がないことから、今後フェルドマン氏と担当弁護士は民事訴訟を起こす予定だという。「はい、どうぞ」とナディアが指輪を返せば一件落着するのだろうが、そうしない理由は一体何なのか。せめて、借りただけの指輪を売ったりなどしていないことを願いたい。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）