TV映画『Liz & Dick(原題)』の撮影に並々ならぬ意欲を燃やしていた女優リンジー・ローハン(26)。数々のトラブルを起こした末の女優復帰作ともいえる作品だけに人々の期待も大きかったが、放映後に受けた評価は残念ながら散々であった。
待ちに待ったTV映画『Liz & Dick』の放映に、リンジー・ローハンのファンとメディアは大興奮。どのような素晴らしい作品になっているのかと大きな期待を寄せ視聴したというが、日曜日の放映後に批評家たちが下した評価はあまりにも酷かった。
『The Hollywood Reporter』誌の批評家ティム・グッドマン氏は「エリザベス・テイラーを演じたリンジーは、最初から最後まで悲惨」と酷評。『The New York Times』紙のアレッサンドラ・スタンリー氏は「『Liz & Dick』の中で、リンジーがエリザベスにソックリに見える瞬間がある。だが、エリザベスが『Saturday Night Live』に出演したリンジーの物まねをしているように見える瞬間もある」などとこれまた酷評している。その他多くの批評家も同様に厳しい評価を下しているが、これをリンジーの実父マイケル・ローハンはどうしても許せなかったようだ。マイケルはその苛立ちをTwitterで次のように明かした。
「(映画を酷評した)批評家は全員別の仕事を見つけるべき! リンジーの才能について何も分かっちゃいない!」
またマイケルはリンジーに対し「お前は批評家が間違っていると証明してみせたね。お前は最高だよ。とても才能があるし素晴らしい」ともツイートしているが、電話での会話を勝手に録音しマスコミにリークした父と疎遠のリンジーは、父についてはノーコメントのまま。父の擁護ツイートをどう思っているかは不明である。
ちなみに批評家には厳しい評価を受けたリンジーだが、ファンの多くや友人たちは「素晴らしい!」と絶賛。中でも友人レディー・ガガ(26)は以下のようにツイートし、リンジーを励ましている。
「『Liz & Dick』のあなたは素晴らしかった。落胆なんてしちゃダメ。エリザベスは落ち込まなかったでしょう。人間は素晴らしい人々を凹ませようとするものなのよ。」
表現者である以上、どのような評価も糧にして今後の活躍に生かすしかない。最新の投票では7割を超える視聴者が「リンジーはエリザベスをうまく演じきったか」との質問に「No」と答えているが、この結果を次なるプロジェクトに生かしさらに飛躍してほしいと願うファンは決して少なくないのだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)