「サインをおねだりしてきたホテル従業員をジェニファー・ロペスがクビにさせた！」そんな見出しの報道があちこちのメディアに流され「なんと傲慢な！」とジェニロペに対する批判の声もあがっていたが、これについてようやくジェニロペ本人がTwitterでもの申した。

つい先日、ドイツのタブロイド紙『Bild』が「Pray Dodajさんという名のホテル従業員が、ジェニファー・ロペスにサインをおねだりしたばかりにクビにされた」と報じ、大きな話題を呼んだ。この記事にはDodajさん本人のこのような証言も掲載されている。

「私はジェニファーの大ファンなのです。だから勇気を振り絞って部屋に行き、サインをもらおうとベルを鳴らしました。」

このとき2名のアシスタントに拒否されたDodajさんだが、その後には思いもよらぬ悪いニュースに驚かされたという。

「私の雇用先である清掃会社から電話があって、ジェニファーから苦情があったと言われました。私は電話で解雇を告げられたんです。サインをお願いしたばかりにね！」

この報道後に複数メディアによる「ジェニロペがホテル従業員をクビに追い込んだ」という趣旨の記事が相次ぎ、「サインくらいあげたらよかったのに」、「電話で苦情を言うなんて！」といった批判の声もあがっていた。これにはさすがのジェニロペ本人もかなり傷つき、ついにはTwitterで以下のように釈明するに至っている。

「ねえ、こんなことを私がしたりしないって分かってくれると思っていた。サインを求めてきたからって、その人を解雇させたりなんてするものですか。」

ちなみにこの件につき芸能サイト『Gossip Cop』が調査を行ったところ、Dodajさんは解雇されたのではなく別のホテルに異動になっただけであったこと、さらにDodajさんは問題の日に予告もせずジェニロペの部屋に立ち入ったことが分かった。またこの件で確かに苦情の電話はあったというが、それは関係者でもないDodajさんがプライベートな客室に立ち入ったことを重くみたジェニロペのセキュリティ担当者による連絡だったことも判明している。

サインを貰えなかったばかりか、職場まで異動になったDodajさん。これに逆切れした彼女の狂言が原因とみられる今回の騒動に、ジェニロペも大変困惑し傷ついたようだ。『Gossip Cop』の追跡調査により事実が明らかになったことはなによりであった。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）