イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】マイケル・ジャクソンが死亡した豪邸、大富豪が買い取りすでに引っ越しも。

2008年12月から、ロサンゼルスはホーンビー・ヒルズに立つ本当に大きな豪邸を月々1000万円ほどの家賃で借り、家族と静かに暮らしていた故マイケル・ジャクソン。しかし主を失ったその家は今…。

“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンが、2008年12月から約半年ほど暮らしていた大豪邸。超高級と言われるベルエア地区よりよほどビバリーヒルズに近いが、緑に囲まれて本当に閑静。Aリストなセレブたちがこぞって暮らすその土地の中でも、特に巨大なお城さながらの豪邸を見つけたマイケルであった。

しかし薬物過剰摂取のためマイケルはその翌年6月に息を引き取り、子供たちは祖母の元に引き取られてしまった。マイケルの当時の主治医で、最期を看取ったコンラッド・マーレイが強い麻酔薬の過剰投与を理由に過失致死容疑で訴追され、警察の捜査がしばらく続いたこともあり、所有者は次に誰かに貸すことなく2010年夏に売却を決断した。

建築家リチャード・ランドリー氏が、1.26エーカーの敷地にサウジアラビアの王族向けに建てた3階建てのこの豪邸は、建築面積はなんと5,233平方メートル。7ベッドルームにバスルームは13、現時点で築10年である。当初の売り出し価格は24ミリオン(ドル)とも29ミリオンとも報じられたが、なかなか買い手がつかず徐々に値を下げて行った。

だがその物件に、ついに購入希望者が現れた。芸能情報サイト『TMZ.com』が報じているところによれば、証券引受業を営んでいるスーパーリッチなスティーヴン・メイヤーさんという男性が15億円前後で契約を決め、大型トラックが出入りするなど引っ越しもすでに始まっているようだ。

マイケルが約半年しか住めなかったその豪邸、しかし幼い子供たちとの思い出はぎっしりと詰まっていることであろう。様々な法廷闘争を経てようやく静けさを取り戻したマイケルは、新たな住まいに移り音楽活動再開への意欲を燃やし始めた、いわば彼に大きな安らぎと勇気を与えた家である。マイケルの無念の死にはやりきれない思いでいっぱいだが、スティーヴンさんにはどうか穏やかで平和な暮らしをと祈らずにはいられない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)