娘よ、あとは私たち親に任せておきなさい!? ブリトニー・スピアーズの両親が23日、娘が雇ったものの結局は解雇した元マネージャーと闘うため、真剣な面持ちで裁判所へと向かった。
2009年2月、ブリトニー・スピアーズの元マネージャーであるサム・ラフティは「不当解雇による名誉毀損と賃金未払い」を理由に挙げ、スピアーズ・ファミリーを訴えた。突然クビになり、連絡をすれば“接近禁止命令”を申請される。そうした事態に逆切れしたのである。
いよいよその件で出廷を命じられたブリトニーの両親は23日、ロサンゼルスにあるLA郡地方裁判所にやってきた。普段とは違い、背広にネクタイという姿で硬い表情を見せる父ジェイミー・スピアーズ氏。ラフティは彼を「暴力的な不当解雇だ」と訴えている。そして毅然とした歩き方が頼もしい母リンさん。彼女は「自叙伝の中でひどく名誉を傷つけられた」と訴えられている。
ラフティ側の主張は要約するとこうである。
“2007年春にブリトニーとナイトクラブで出会い意気投合。その時すでに彼女は家庭内に問題を抱えており、薬物依存の傾向が強かった。マネージャーになって欲しいと依頼されたが、経験も資質もないと答えると、ブリトニーからはこんな条件が示された。
「私には毎月80万ドルというすごい稼ぎが入るの。働かないで家にいても同じよ。マネージャーにはその15%を支払うわ。」
この話には当然魅かれ、2人で弁護士、エージェント、マネージャーの新体制を組み直すことから仕事が始まった。またドラッグに関しても自分は彼女にやめることを約束させ、家にあった「白い粉」をトイレに流した。”
現職マネージャーの時から、度々「胡散臭い男」と表現されていたラフティ。彼の側の主張をうのみにするわけには行かない。だが人々の心に「ブリトニーはただでさえ癇癪持ちだった。あの頃のブリトニーなら、何があったとしてもオカシクない」という気持ちがあるのも残念ながら事実だ。当時の弁護士、エージェント、ベビーシッター、アシスタントなどが次々と証言台に立ち、真実を語ることに期待するしかない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)