あの大ヒット映画『ブラック・スワン』でブレークした、ウクライナ出身の女優のミラ・クニス。最近では俳優アシュトン・カッチャーとの熱愛報道で注目を浴びている彼女が、有名男性誌からセクシー度No.1という嬉しいお墨付きをもらった。
女優デミ・ムーアも唇をかんで悔しがっていることであろう。離婚手続きも完了していないというのに、若き夫アシュトン・カッチャーは女優ミラ・クニス(29)にすっかり夢中になっている。そのクニスが、米人気男性誌『Esquire(エスクワイア)』の11月号の表紙を大胆ポーズで飾り、特集の「この世で最もセクシーな女性」のNo.1に選ばれたのだ。
日本での人気、知名度は最近になってアップしたが、アメリカではアシュトン・カッチャーと出会ったきっかけでもあるコメディー番組、『ザット’70sショー』で15歳にして人気を博していたクニス。しかし次々と素晴らしい役をゲットというわけにはいかず、ナタリー・ポートマンとの競演が話題になったバレエ映画『ブラック・スワン』の大ヒットがやはり大きい。
本人はこの度の栄誉にもかかわらず、「セクシー女優」と呼ばれることにはこだわっていないとのこと。ナイスバディのためとはいえ、過酷なダイエットや美容整形をすることにも興味ナシといたって自然体だ。このあたりも、華奢なボディラインに作りものの爆乳というプレイメイト体型の女性に飽きてきた男たちを、ぐっと惹きつけたのではないだろうか。
「この仕事は大好き。女優以外にやりたいことなんてないわ。でもこの業界にいると人々の批判ばかりが気になってしまう。監督がこう言う、共演俳優はああ言う、なんて振り回されてばかりで自分自身を見失っていく人が多いわ。私は女優である自分と、ノーマルな生活を営むひとりの人間としての自分を使い分けているつもりよ。」
そして何より興味深いのは、彼女が大変知的関心が強い女性であること。テレビのチャンネルは常に「CNN」か「MSNBC」。政治関係のニュースが大好きだそうだ。その手の話にめっぽう強い彼女は、ホワイトハウス恒例の『White House Correspondents’ Dinner』に招待された時のエピソードをこう語っている。
「見ず知らずの方から誘いを受けるのってヘンな感じだし、もう2度と行く気もないけれど、その時に私がご一緒したのはウルフ・ブリッツァー氏(選挙報道で有名な、CNN政治ニュースのトップアンカー)よ。もう最高の気分だったわ!」
「お酒が2杯くらい入った私は、さっそく彼を相手に政治談議をスタートしたわ。“アフマディーネジャード(イランの大統領)の甥っこだけれど、彼は…”なんてね。ウルフにビックリされちゃった!」
今回の「最もセクシーな女性No.1」はともかく、ミラ・クニスという女性は恐らく知れば知るほど新しい魅力、味が出てくるタイプの女性なのであろう。デミ・ムーアには申し訳ないが、アシュトンが夢中になってしまうのも無理はなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)