最近、若手人気スターを起用しての伝記ものの映画制作が多い。リンジー・ローハンがエリザベス・テイラーを演じて話題となったが、今度はナタリー・ポートマンがジャクリーン・ケネディ・オナシスを演じることになりそうだ。
バレリーナとして熱演した映画『ブラック・スワン』で、見事オスカー像を抱きしめた女優ナタリー・ポートマン(31)が、新たに素晴らしい役をゲットしそうだ。ジョン・F・ケネディ元大統領の妻で「アメリカで最も有名なファーストレディ」と称される、ジャクリーン・ケネディ・オナシスを演じる可能性がかなり高くなっている。
その映画は、1963年11月22日にケネディ大統領が暗殺されてからの妻ジャクリーンの4、5日間の様子にスポットライトが当てられる。脚本はノア・オッペンハイム氏により既に完成しているものの、タイトルも監督も決まらず、主役のオファーを受けているポートマンは「監督次第」と返事を保留していた。
興味深いのはここ。2010年のこと、ダーレン・アロノフスキー監督は当時の妻であった女優レイチェル・ワイズを起用し、『Jackie(ジャッキー)』なる映画の制作に意欲を示していた。だが2人は離婚して構想は水に流れ、“不完全燃焼”のままであることから、同監督がメガホンをとるのではないかと言われており、『ブラック・スワン』を手がけた彼が、懇意であるポートマンと再びコンビを組んで大ヒットを狙おうとしている可能性は十分にある。
ちなみにポートマン以外に候補に挙がっている女優はケイティ・ホームズ、サラ・ミシェル・ゲラー、ミンカ・ケリーだとか。『ゴシップガール』の “ヴァネッサ”を演じるジェシカ・ゾアも顔のつくりが似ているかもしれない。
大学を出て「ワシントン・タイムズ・ヘラルド」社でジャーナリスト兼カメラマンとしてバリバリ働き、そしてジョン・F・ケネディのスピーチ・ライターとしても活躍したジャクリーン。彼女が誇ったかなりの知性と絶大なカリスマ性を、上手に演じられる女優はそうはいるまい。やはりここはポートマンにお願いしたいところである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)