ステージの袖では、63歳のパパがとにかくそわそわして落ち着きがない。彼は伝説のロックバンド「KISS」の超人気メンバー、ジーン・シモンズ。19歳の愛娘がオーディション番組に挑戦中なのだ。
今年6月にもお伝えしていたが、19歳のソフィー・トゥイード・シモンズさんの意志は固い。「パパみたいな」ではなく、「パパとは一切関係なく」歌手になりたいとして、人気オーディション番組『Xファクター・USA』のサンフランシスコ予選にいちコンテスタントとして応募したのだ。
彼女の父親は、あのステージで火を吹くベーシスト、人気ロックバンド「KISS」のジーン・シモンズである。26日に、彫りの深い瞳が本当に美しいソフィーさんが熱唱するアデルの『Make You Feel My Love』を、元はプレイメイトという美人モデルの妻シャノン・トゥイードと共に、ジーンは手に汗握りながら舞台の袖で見守った。
アデルを意識したと言わざるを得ない歌唱法。時々声量や音程があやしくなる部分もあり、首を横にふりながら口元をかたくヘの字に結んでいたL.A.リードの評価は、「残念だけれど僕はノーだな」。しかしサイモン・コーウェル、デミ・ロヴァート、ブリトニー・スピアーズは「イエス」。無事勝ち残った娘に、やきもきハラハラの父と母は“心臓に悪いな”と言いながらも安堵のため息をついていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)