『Xファクター・USA』の審査員としても活躍し始めた、人気歌手のデミ・ロヴァート(20)。彼女は今、いじめ撲滅キャンペーンの顔としても大忙しである。
ニューヨークで20日、イースト・ハーレムの「The Young Women’s Leadership School」を訪れたデミ。“Drama Free School Year/MEAN STINKS”と題したいじめ撲滅キャンペーンで、彼女は女子学生たちに「つまらないドラマの無い学校にしようよ! 意地悪ってイヤな香りがするもん」と呼びかけた。
これはデオドラント製品で人気の「Secret」社による企画で、ひどいいじめを経験しているデミがそのアンバサダーに起用されたもの。10歳からエンタメの世界で活躍していたデミに級友らは熾烈ないじめを展開したため、彼女は不安と苦痛に満ちた日々を過ごしていたことをこれまでにも随所で語っている。
「いじめなんて私は絶対にしない!」 こう約束した生徒の小指にデミは“誓いのしるし=青いマニキュア”をひと塗りする。こうして皆は“ピンキー・プロミス(指切りげんまん)”でつながり合った。
学校での銃乱射事件や、苦しみぬいた末の自殺。洋の東西を問わずだが、いじめを「なくすことはどうしても無理」と悲観的に考える時代から、「何としてもなくさなければならない」時代になっている。人気歌姫のサプライズ訪問と真剣な呼びかけは、素晴らしい影響力を発揮したことであろう。今後もこのムーブメントに強く期待したい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)