イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】アーノルド・シュワルツェネッガー10月に自叙伝を発表。「皆が知らないコトをたっぷり書いたぜ」とは言うものの…。

「ここまでの波乱万丈の人生を一冊の自叙伝にまとめたんだ。頼むから読んでくれよ。」 ビデオで人々にこう呼びかけたのは、元カリフォルニア州知事でアクション俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーであった。

昨年の春以降、“家政婦が隠し子を出産”という赤っ恥報道により、すっかり干されてしまっていたアーノルド・シュワルツェネッガー。家族も彼の元を去り、ヒマを持て余してしまった彼は、とにかく自叙伝『Total Recall: My Unbelievably True Life Story(原題)』の執筆に専念していたというが、準備は知事職を退いた頃から少しずつ始まっていたそうだ。

出版社は『Simon & Schuster』、10月にも書店に並ぶことが決定し、そのビデオクリップがついに発表された。オーストリアでの幼少期、ボディビルダーのチャンピオンを目指して一念発起した青年期、ハリウッドで英語力を磨きながらアクションスターの道を模索した日々、『ターミネーター』シリーズの大ヒット、そして州知事としての激務の日々が走馬灯のように流れる。ナレーターはシュワ本人である。

キューバ産の最高級葉巻をくわえたシュワは、ビデオの最後に「これらは皆もすでに知っているだろう。だから俺は皆が知らない話を書いたんだ。読む覚悟は出来ているな?」と大胆不敵な笑顔を見せる。気になるのはもちろん“アノ”こと。一部情報によると、隠し子発覚と離婚危機についてはほんの少しだけ触れられているそうだ。

肝っ玉母さん風の元家政婦、ミルドレッド・パトリシア・バエナさんに手を出したことについては、登山家ジョージ・マロリー氏の「そこに山があるから」の名言に例えられ、仕事と育児で多忙な妻と健康な男の本能が浮気の原因であったと釈明しているらしい。

なお、シュワが懸命に夫婦関係の修復に努めたことにより、今年1月、妻の左手薬指には結婚指輪が戻っており、長男パトリック君の高校の卒業式にも仲良く出席していた。かつての平和を取り戻した上で完成した自叙伝とあっては、トラブルに関してはサラッとしか触れられまい。シュワはともかく、出版社としては「もっとショッキングな展開になっていた方が、本は売れるだろうに」などと思っているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)