イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】両乳房切除手術を乗り越え母になったジュリアナ・ランシック、息子の臍帯血を「臍帯血バンク」に保存。

人気リポーターとして活躍するジュリアナ・ランシック(38)とその夫ビル・ランシック(41)が、8月に生まれたばかりの息子エドワード・デューク君の臍帯血を保存していたことが判明した。

人気リポーターとしてTV界で活躍するジュリアナ・ランシック。昨年は乳がん発覚、手術、さらには再発の危険を回避すべく両乳房切除手術を乗り越えたジュリアナだが、その後は代理母を介して子供を持つことを決意し、この夏にようやく長男エドワード・デューク君が誕生したばかりである。

今は生後間もないエドワード君のお世話と仕事に忙しいジュリアナだが、大病を経験したこともあり家族と自分の健康維持は何よりも大事と考えている。そんなジュリアナと夫ビルは、将来エドワード君の健康に何らかの問題が生じたときに備えてその臍帯血を保存することにしたそうだ。ジュリアナはその決意に至るまでの経緯を米誌『People』にこのように語っている。

「赤ん坊を持つということが現実になりかけた時、何を準備すべきかとあらゆることを考慮し始めていた。子供部屋やバギー、チャイルドシートや毎日着せる服といったものをね。それから臍帯血の保存まで考えるようになったのです。」

臍帯血の保存ができるということは、ジュリアナに初めて姪が誕生した12年前に知ったという。ジュリアナとビルが「自分たちも」と同じ道を選んだのには、やはりジュリアナの大病が少なからず影響していたようだ。

「どうして臍帯血を保存したのかと疑問に思う親もいるでしょう。でも大病を経て子供を授かるまでが大変だったこともあり、保存をする決断に迷いはありませんでした。」
「どこの親も同じでしょうが、私たちは子供に健康な未来をと望んでいます。でも未来は誰にも予測できない。どの親にも臍帯血の価値を知ってもらいたいのです。」

ジュリアナとビルはそう明かし、これから子供を持つ人々に臍帯血の価値を知らせたいと語っている。

ちなみに臍帯血を保存すると、将来白血病など血液の病気を患ったとしも、造血幹細胞を戻して正常な血液細胞を作るという治療が受けられるそうだ。自分の臍帯血を用いるため拒絶反応もないといい、家族の治療に用いることが可能なケースもあるという。日本でも大きな注目を集めている臍帯血の保存だが、ジュリアナとビルの告白により全米での意識もより高まるはず。多くの尊い命を救う可能性を秘めたこの方法を、夫妻はより多くの人々に知ってほしいと切望している。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)