8月30日に40歳の誕生日を迎えた女優キャメロン・ディアス。すっきりスリムなその体型は昔から変わらないが、年齢を重ねるにつれ健康への意識は高まるばかり。食生活も改善し、現在は栄養や運動に関する本まで執筆中だという。

昔からまったく変わらぬスリム体型とキュートな笑顔が魅力的な女優キャメロン・ディアス。意外なことに、かつては「揚げ物が大好き！」と公言し、以下のように述べていたのだ。

「フライドポテトが大好きなの。チョコレートやスイーツ全般が好きな人っているじゃない？　私の場合はフライドポテトね。フライドポテトとキャビアが大好きなのよ。」

だがアラフォー世代に突入し、食生活に対する意識がぐんと高まったキャメロン。昨年は雑誌インタビューに応じ、以下のようにその意識の変化を明かしている。

「これまで食べ物には全然気をつけていなかったの。でも今は気を遣っているわ。」
「揚げ物を食べるのはもう止めたわ。」

見た目は元気そのもの。しかし食べ物のせいで見た目ほど体調が良くないことに気づいたキャメロンは、揚げ物をバクバク食べる生活を見直し、バランスのとれた食事に切り替えたそうだ。

「今では口にする物は吟味しているの。体にはキチンとした栄養を与えてあげなきゃ。体に一番なのは何かを考えるべきなのよ。」

そんなキャメロンの、ある日の食事は以下の通りである。

■　朝食
アーモンド
プロテインシェイク
プレーンヨーグルト
低脂肪乳

■　午前中の間食
果物
アーモンド
カプチーノ

■　昼食
チキンのグリル
グリーンサラダ

■　午後の間食
プルーン2個
桃1個
低脂肪ヨーグルト

■　夕食
卵2個を添えたホウレン草
トマト
山盛りのグリーンサラダ

■　夕食後のデザート
ダークチョコレート

これらに加え、水をタップリ飲むことが大事なのだそうだ。

好物ばかりを食べるのではなく、バランスのとれた食生活を送る。分かってはいても、なかなか実行できない人も多いのではないだろうか。だが、若々しいキャメロンを見ていると、やはり食生活は重要だと思わずにいられない。そこで、我らが“美の巨匠”「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にこの時期の食生活についてお話をうかがった。

－先生はいつもアクティブで元気というイメージがありますが、この時期はどのような食事をなさっていますか。

池田先生「実は、私は暑いと、どうしても辛いものやツルッとした、喉ごしの良いものが食べたくなります。そうすると、3食きちんと食べているつもりでも、肉類やタンパク質ばかりで栄養素的には不十分な日もあるのですよ。」

－それは意外ですね。でも暑い時期は冷たいものや喉ごしの良いものでないと食欲が沸かないという話はよく聞きますよね。

池田先生「そうですね。ですので、この時期は特に、必要な栄養素が摂れていない人が少なくありません。そこで私は、夕飯を作る前や一日の終わりに“今日は何を食べたかしら？”と振り返るようにしています。ビタミンやミネラルが不足した日は夕飯や翌日の朝食で青菜のおひたしや海藻サラダ、果物などで調整して、少しでも体に良い食生活を送るように意識しています。」

－その日に摂れなかった栄養素は、遅くても翌日には摂るようにしているわけですね。

池田先生「はい。食事は、体調や健康に関わってくるのはもちろんのこと、バランスのとれた食事は“美しさ”をつくる素でもあります。外食が続いて、思ったように栄養素が摂れないという方もいらっしゃるでしょうが、なるべく品数が多いメニューを選ぶのもいいですね。定食屋さんも以前は女性が入りづらい雰囲気のところもありましたが、最近では女性も利用しやすいように工夫されているお店もあるようです。ご自分にできることから食生活に気をつけることで、健康的に美しく毎日を過ごしたいですね。」

今ではティーンの女の子が読めるようにと栄養や運動に関する本まで執筆中だというキャメロン。案外しっかり食べている彼女は「痩せていることが大事なんじゃない。健康でいることが大事なの」とも力説する。「痩せるための食生活改善」から「健康でいるための食生活改善」へ。考え方のシフトにより、より元気でより若々しいキャメロン・スタイルに一歩近づけそうである。

※　池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。（HPはコチラ＜http://www.ikeda-yuko.com/listing_lpo/techinsight.html?lpomax=010＞）
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）