一旦不仲になり、法廷で争うほど関係が悪化した男女というのは、どうしてもヨリを戻すことは出来ないということか。歌手Usher(33)と元妻タメカさんが、また泥沼離婚裁判に逆戻りである。
Usherがステップサンとしてとても可愛がっていた、元妻タメカさんの息子カイル・グローヴァー君(写真・赤い丸)。その子がジョージア州の湖で水遊び中にジェットスキーヤーに衝突され、悲惨な事故死を遂げてからまだ間もない。予期せぬ事故の知らせにプライベートジェットを手配し、タメカさんを同州アトランタの病院に急行させたUsherであったが、脳死状態のカイル君の延命治療は7月21日をもって残念ながら終了となった。
家族の絆とは、深い悲しみにある時に手を手を携えてこそ。それをきちんと果たしたようにも見えたUsherだが、タメカさんは今、「彼はメディアやファンへの印象アップを狙い、悲しいフリをしていただけ。15日間の入院中、彼が病室を見舞ったのはたったの1回だけだった」と元夫への怒りを爆発させ、長いことモメている離婚問題に一刻も早くケリをつけたいと裁判の再開を申し出た。
一方でUsher側からは、「次のヒアリングまで少し間をあけて欲しい。息子を亡くすという辛い出来事があった今、さらに法廷で争うということがタメカ、私、そして未成年の子供たちにどれほどのストレスを与えるか、それを思うと心配です」という陳情がなされた様子。彼の弁護士には、悲しみにくれる女性を前にしては裁判官も公平な判断が難しくなるだろうといった考えもあるようだ。
Usherとタメカさんは2007年8月に周囲の猛反対を押し切って結婚。アッシャー・レイモンド5世君、ネイヴィード・エリー・レイモンド君という2人の息子に恵まれたが、2009年に離婚を申請し、その親権をめぐり泥沼離婚裁判を繰り広げていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)