マライア・キャリーの夫、ニック・キャノンがホストを務めるようになったNBCの人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント(America’s Got Talent)』の次シーズンの審査員席に、シャロン・オズボーンは戻ってくるか。それとも…。
最近この手のオーディション番組の審査員については、ショッキングな降板劇から破格のギャラでAリストなアーティストを口説き落とすまで、変遷が激しい上にストーリーとしてもなかなか面白いものがある。だがそのような中で、奇をてらうことなく渋い人々で構成されているのが、2006年から始まったNBCの『アメリカズ・ゴット・タレント(America’s Got Talent)』である。
俳優で歌手のデビッド・ハッセルホフ(60)。そして、スーザン・ボイルを世に送った『ブリテンズ・ゴット・タレント』の当時の審査員で、CNNの『ピアース・モーガン・トゥナイト』で有名なTVパーソナリティおよびジャーナリストのピアーズ・モーガン(47)。さらにオジー・オズボーンの妻でケリーの母であるシャロン・オズボーン(59)らがジャッジにあたって来た。
今そのシャロンが進退を決めかねている。先週、“もう審査員は辞めようかしら”とツイートしていたのだ。テレビ批評家協会(Television Critics Association)が主催する、報道関係者を対象に新番組を紹介するイベントが行われた7月31日、パネリストとして参加していたシャロンにはさっそくその件に関する質問が飛び出た。
「(番組側から)お願いしますとまだ言われていないのよ。頼まれれば引き受けるかですって? 全く分からないわ。1つのショーに6年間も携わるのって、あまりにも長い年月だと思う。」
「一体自分はどうしたいのかを、よく考えるべき時期に来ているわ。もうかなり年をとってしまったしね。私も分からないし、どうなるのかきっと誰にも分からないわよ。」
ちなみにシャロンも認めているが、彼女が辞めた場合、その座にはカリスマDJのハワード・スターンが就く可能性が極めて高くなっている。もっともオーディション番組には、出場者の緊張をほぐすソフトで温かみのある話し方をする女性審査員は、なくてはならないものだと言われている。シャロンの存在価値は高かった。そのあたりも含め、今後の情報に注目を続けてみたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)