イタすぎるセレブ達

writer : testjournalist

【イタすぎるセレブ達】“ハリウッド一の優等生ママ”。ジェシカ・アルバに会社設立を奮起させた恐怖の出来事。

愛する夫との間に2人の子供をもうけ、仕事も順調、公私ともに幸せいっぱいのジェシカ・アルバ(31)。今年の初めには環境に優しいベビー用品の会社を設立し、ますます優等生ママのジェシカだが、実はその会社を起こすきっかけは、長女アナー・マリーちゃん(4)を襲った悪夢のような出来事だったという。その詳細を米誌『SELF』で語っている。

ジェシカの会社「The Honest Company」はおむつ、シャンプー、洗剤、日焼け止め、野菜用の殺菌スプレーなど、赤ちゃんや子供が触れたり、口にするあらゆるものを製造、販売している。すべて100%ナチュラルで、有毒な成分が一切含まれておらず安全でかつ品質の高いエコ商品だ。

「会社を立ち上げるまで3年半もかかったの。事が上手くいかない時は、本当にイライラしたわ。時間とお金を無駄使いしてるんじゃないかって、すごく心配だった」と語るジェシカだが、「子供のために、絶対的に信頼できる安全な商品を作りたい」という切なる思いのおかげで、挫けることなく実現へと導いた。その思いを強くさせたのは、他でもならない長女アナー・マリーちゃんに起こった恐ろしい出来事が背景にある。

「ある日、長女のアナー・マリーがベビーベッドに座りながら、紙おむつの中身を食べていたの。顔中がつぶつぶのポリマーだらけで、それはもう、恐怖としか言いようがなかったわ。」

愛する子供が口にしてはいけないなものを口にしたら、どんな母親でも恐怖をおぼえるだろう。ジェシカはしばらくの間は罪悪感にさいなまれていたという。「私は娘に毒を与えたんじゃないかって、本当に、本当に不安だったわ!」

幸いにも大事には至らなかったアナー・マリーちゃん。そしてこの出来事をきっかけにジェシカは実業家という新たな道を歩みだした。子供服のデザインや子供用品のプロデュースなどを手がけるセレブは多くとも、ここまでポリシーを持った製品作りを目指すあたりは他のセレブ実業家とは一線を画すると感嘆せずにいられない。ちなみに、この「The Honest Company」の収益の一部は、恵まれない子供達に生活用品を送る団体「BABY2BABY」に寄付される。名実ともにハリウッドを代表する優等生ママとなったジェシカである。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)