人気R&B歌手Usher(33)と元妻タメカさんとの親権バトルが、激化するばかりである。幼いアッシャー・レイモンド5世君(4)、そして弟ネイヴィード・エリー・レイモンド君(3)の親権を手にするのはどちらであろうか?
人気R&B歌手Usherが、「ドラッグ検査を受けろ!」「裁判費用を負担せよ!」などと強気の構えを崩さずにきた元妻タメカさんから単独親権を勝ち取るべく法に訴えている。
2007年に結婚するも、2009年11月には離婚が成立。元夫妻の間にはアッシャー・レイモンド5世君、そして弟ネイヴィード・エリー・レイモンド君という息子も誕生しているのだが、共同親権を有している以上、Usherは当然ながら子供達と過ごす時間を法的にも認められている。だがUsherはその貴重な時間が取れなくなるようタメカさんが邪魔をしたと主張。これに対しタメカさんは「そんなことはない」と完全否定しているが、8月16日、ジョージア州フルトンの法廷で、Usherの弁護士はタメカさんを以下のように糾弾するに至っている。
「タメカさんは適切な母親になることはできません。」
「タメカさんは情緒的にも安定を欠いた状態です。子供達と密な絆を結ぶ能力が無いのです。そういう意味で彼女にはハンデがあると言えます。」
一方タメカさんの弁護士は、Usherは常に移動を強いられる生活をしていること、ツアーの間はUsherの実母らが息子たちの世話をすることが可能と証言していながら、実はUsherと実母との関係が決して良くはないことなどを指摘している。
その2日前、火曜日にはタメカさん本人が証人台に立ったばかり。タメカさんは今後も共同親権を持つことを希望しており、養育費をこれまでの月8000ドル(約64万円)から11000ドル(約88万円)にアップすることを要求しているというが、証人台のタメカさんはUsherに対し単独親権を求めるようなことはしないでほしいと懇願した旨を自ら証言している。
「私はUsherに対し、こう言ったのです。“バカバカしいわ。私に腹を立てているわけ? なぜなのか理解できないわ。子供達は大丈夫。それは分かっているでしょう。子供達はハッピーよ。あれこれ作ることもできるし、字を書いたり読んだりもできる。清潔に保ってあげているし、食事もきちんとさせているわ”とね。私はすべてを完璧にこなすことはできないけれど、最善は尽くしています。」
また今年の5月には、Usherは息子たちをタメカさん邸に送り届けた際にタメカさんに殴られたこと、またタメカさんがUsherの新恋人にツバを吐きかけるという蛮行に出たことなどを証言していたのだが、この件についてタメカさんは今回の法廷で以下のように弁明している。
「たぶん、Usherのことを押しはしました。でもそれは彼が私を無理に動かそうとしたため、気が動転したからです。“ここに愛人を連れてこないで”とも言ったと思います。」
この一連の流れを受け、精神分析医は“タメカさんには中等度の精神疾患がある”と証言。タメカさんの精神状態や家族と不仲というUsherの養育能力が問われる中、今後の親権裁判の流れがどうなるのかに、さらに大きな注目が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)