息子ジャック・オズボーン(26)が「出演できる!」と信じていた米NBCの番組への出演話を白紙にされたことを受け、母シャロン・オズボーン(59)が激怒。『New York Daily News』紙の取材に対し「多発性硬化症を患っている息子に対するNBCの差別行為だ!」と語り、大変話題となった。あれから数週。今度は人気番組『Late Show with David Letterman』に登場したシャロンは、NBCの『America’s Got Talent』審査員の座には戻らないと明言し、改めてNBCとの決別を明かしている。
シャロン・オズボーンの愛息ジャックは今年「多発性硬化症」という難病を患っていることが判明。その体調を心配するNBCの方針により、話題のリアリティ番組『Stars Earn Stripes』への出演話を白紙に戻されてしまったという。同リアリティ番組は、かなり過酷な演習や任務に特殊部隊経験者とセレブが体を張って挑むという大変ハードなもの。制作サイドの判断もやむを得ないものであったが、シャロンは「これは差別よ。やり方が悪いわ。もう(NBC『America’s Got Talent』の審査員の座から)ムーブオンする時期だわね」と述べるなどして怒りをあらわにしていた。
あれから数週が経過した8月27日、シャロンは人気番組『Late Show with David Letterman』に出演し、以下のように述べ番組審査員の座に戻らないことを改めて告白している。
「『America’s Got Talent』での仕事はこの上なく素晴らしかったわ。でももう去る時期よ。ムーブオンする時期だ、他の事をする時期だっていう直感があったのよ。」
「『America’s Got Talent』は大好きよ。自分が出ていなかったら、まだ(視聴者として)見ていたでしょうね。」
この後シャロンは番組ホストのレターマン氏にズバリ「NBCとの関係は問題ないんですか?」と問われているが、“NBC? 何よ、ソレ?”という意地悪な表情で客席を見たまま一瞬黙り込み、その後こう返しているのである。
「ねえ、タイタニック号の事故って、ひどくなかった?」
まったく無関係な過去の事故を引き合いに出しジャブを入れた形となったシャロンに、観客は大爆笑。
「本当に残念な事故だったわよね?」
こうも続けるシャロンに、さすがのレターマン氏も「一本取られました」という表情で頷くしかなかった。
この様子では、NBCとシャロンの関係はもつれたまま決裂したとみて間違いないだろう。ジャックのNBCに対する怒りも相当なものといい、「NBCは、病気のせいで俺をクビにしたワケじゃないと言ったって? そんなの嘘八百だ。NBCなんてボイコットしてくれ」などとツイートして話題になっていた。だがファンは、実りの無い争いではなく、ジャックの健康と末永い活躍を心から望んでいる。ファンのためにも、そして今年春に生まれたばかりの愛娘のためにも、どうか健康に留意しこれからもショービズを沸かせて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)