米人気コメディ女優でTVホストとしての活躍も知られるロージー・オドネル（50）が、同性の婚約者ミッシェル・ラウンズさんとの挙式を来年夏に延期することを発表した。その原因は、ミッシェルさんの患っている非常に珍しい病気にあるという。

2011年夏より、ヘッドハンターとして働くミッシェル・ラウンズさんと交際をスタート、その後婚約したことを明かしていたロージー・オドネルだが、なかなかゴールインしないことを訝しむ声もチラホラ聞こえていた。しかしその原因が、ミッシェルさんの病気であることが判明した。

金曜日にロージーがブログで明かした内容によると、ミッシェルさんは何か月もの間「説明のつかない痛み」に苦しんでいたそうだ。母の日の朝に痛みで目覚めたというミッシェルさん。どうにも治まらない痛みを訴え病院に行くもなかなか原因が判明せず、痛みはひどくなる一方だったという。

「誰にも診断が下せないなんて、ありえないと思ったわ。」

当時の苛立ちをそう表現するロージーだが、ついにミッシェルさんの訴える痛みの原因が「類腱腫（るいけんしゅ）」と呼ばれる珍しい病気であることが判明したという。腹部に発生することが多いというこの腫瘍は非常に珍しく、アメリカで年間に確認されるケースは約900。悪性のがんと良性腫瘍の境界にあるとも言われるこの腫瘍は、再発を繰り返すことが多いそうだ。

「6月に受けた手術から、回復中よ。日に日に元気になっているわ。」

現在のミッシェルさんの様子をロージーはそう綴る。婚約直後に結婚かと言われていた2人はこの夏にロージーが育ったロングアイランドでの挙式を予定していたというが、まずは病気を克服すべく挙式は来年夏まで延期することを決定。「ウェディングギフトを贈ってくださるのではなく“Desmoid Tumor Research Foundation（類腱腫リサーチ財団）”に寄付をお願いします」と2人は呼びかけている。

子供を持つことにも意欲を示し不妊治療にも積極的だったというミッシェルさんだが、とりあえずは類腱腫の治療に専念することになるだろう。一日も早い全快をお祈りしたい。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）