この人の良さそうな笑顔が印象的な初老の男性をみて、誰だか分かる人はおられるだろうか? 80年代に世界中で大ヒットしたドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』に主演したアノ人、といえばピンとくる…?
そう、この俳優の名前はドン・ジョンソン。1984年にスタートし世界中で大ヒットしたドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』で“ソニー・クロケット”を演じ、女性たちのハートを鷲づかみにしたアノ方である。当時の人気たるやすさまじく、まさにハリウッドナンバーワンのイケメン俳優として世界中のファンを魅了していたのだ。
そして時は流れ、62歳になったドン・ジョンソンはこのように素敵な初老のオジサマへと変貌を遂げていた。現在もジョンソンはバリバリの現役俳優として活躍しており、クエンティン・タランティーノ監督の話題作『ジャンゴ 繋がれざる者(原題:Django Unchained)』にも出演、“スペンサー・ゴードン・ベネット”を熱演している。巨匠タランティーノ監督とはウマが合うというジョンソンは「クエンティンと俺は何年も一緒に仕事しようぜって話してるんだ」などと明かし、今後もジョンソンの活躍を期待するファンを喜ばせている。
かつて女優メラニー・グリフィスと結婚していたこともあるジョンソンは、1999年にサンフランシスコのソーシャライトという元プリスクール教諭と結婚。末っ子はまだわずか6歳というから、まだまだ老け込むわけにはいかない。
それにしても、この変貌ぶりには目を見張るものがある。だが風貌こそすっかり変わってしまったが、なかなか素敵なオジサマになったと思うのは記者だけであろうか。同世代の元イケメン俳優にミッキー・ローク(59)がおり、こちらも若き日の姿とはかけ離れてしまったが、再ブレイクを果たした今は個性的な魅力が評価され引く手あまた。年齢を重ね演技にも容姿にも渋みが増したジョンソンだが、同世代の役者はもちろんのこと若手役者らをグイグイ引っ張る良き手本として、今後もハリウッドでおおいに活躍していただきたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)