昨年11月19日の深夜、パリス・ヒルトン(31)の弟コンラッド・ヒルトン(事件当時17歳)が駐車中の2台の車に猛スピードでぶつかり、逃走していた事件を覚えていらっしゃるであろうか。父リック・ヒルトン氏は「犬をよけようとしたらしい」などと釈明したが、コンラッドが運転していた車からは医療用大麻が一瓶、吸引器具、タバコの巻紙などドラッグ関連の物品、そしてワインが2本発見されていた。
コンラッドはその夜、ウェストハリウッドのクラブを酩酊状態で出た後に事故を起こしており、17歳にしてクラブに入店し、お酒を飲んでいたことも軽視できず、裁判所は彼に「保護観察処分」を言い渡していた。だが今月27日に行われた薬物反応検査で大麻に陽性反応が出たため、コンラッドは逮捕され、ロサンゼルス市警の留置場にぶち込まれた。
保護観察処分の条件として薬物使用は厳禁であったはずだが、それを守れない甘チャンなコンラッド。ヒルトンホテルの創業者コンラッド・ヒルトン氏(1979年没)の誉れ高き“コンラッド”の名を譲り受け、現在そのブランドはヒルトンチェーンより格上である。母キャシー・ヒルトンさんも美少年で通ってきた末っ子の彼を溺愛しており、超幸運な星の下に生まれ甘やかされて育ったスポイルド・チャイルドと言うしかない。
その事故当時、「僕はまだ未成年だし、ウチの財力はハンパじゃないからどんなトラブルもお金で揉み消せる」と豪語していたコンラッドだが、彼はすでに米国でいう成人、18歳になっている。きちんと法廷でシバいてもらい、たとえ保釈金を積んで数時間後には出てくるにせよ、ツワモノ揃いという檻の中の世界を一度でいいから経験させてみるべきである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)