ご存知の通り、現地時間の13日に俳優シルヴェスター・スタローンの長男セイジさんが36歳の若さでロサンゼルスの自宅で急死し、薬物過剰摂取の可能性が報じられている。父シルヴェスターはその前日である12日、サンディエゴの“コミコン2012”で、最新映画作品のプロモーションを行っていたのだが…。
南カリフォルニアの「サンディエゴ・コンベンション・センター」にて開催されている、今年の“Comic-Con International(通称コミコン)”。コミックばかりかアニメ、フィギュア、各種のゲームなどが一斉に展示されるため大変なにぎわいを見せるが、その集客力のすごさに、この会場を借りてプレミア上映および記者会見を行う新作映画も多く、『トワイライト』シリーズ最終章の『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2』、『エクスペンダブルズ2』、『美女と野獣』といった話題の作品をはじめ、連日多くの作品がそのプロモーションに精を出している。
なかでも12日に特に目立っていたのは、このシルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの2人。共演のドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズらを伴い、彼らは幾度もガッツポーズを作りながら、シリーズ第二弾となる『エクスペンダブルズ2』のプロモーションにあたった。作品はアメリカでは来月、日本では10月の公開が予定されている。
2人は長年の友であり、共に不調であった肩の手術を受けるため今年2月に一緒に入院し、仲良くベッドを並べて治療を受けるほどの仲。この写真を見ていると、両者の笑顔が年とともに似て来たような感じを受け、微笑ましくなる。だがスタローンの頬から口元にかけ、左右でやや形が崩れていることが気になり、一体どうしたものかと思っていたところに、長男セイジさんの急死という訃報が飛び込んだ。
一作目の『エクスペンダブルズ』は2010年に公開されたが、この撮影時にスタローンは元WWEレスラーのスティーヴ・オースティンと格闘し、首を骨折する重傷を負っていた。その事故が顔面神経に何らかの影響を与えたか、それとも精神的な強いストレスがたたり、顔の片方の筋肉が引きつる「片側顔面痙攣」などを患っていたということか。
いずれにせよ、痛ましい印象が否めないシルヴェスター。続編を完成させた安堵感と達成感で、来月からのプロモーションまでは少しゆっくり休んでいただきたいものだが、そのような時にまさか愛息が急死するとは…。深い悲しみに暮れているという、66歳の彼の心身の健康が大変心配である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)