先日、ある携帯電話会社のキャンペーンCMに登場し、あまりの“フツーの40代”ぶりが話題になっていた、ブラッド・ピットの弟。大きな反響に「もうビックリだよ」という本人だが…。
このほど、ヴァージン・モバイル・オーストラリア社が新しいキャンペーンCMに起用したのは、俳優ブラッド・ピットのすぐ下の弟であるダグ・ピットさん。1週間ほど前にその様子をこちらでもお伝えしていたが、兄がハリウッドの、いや世界の超有名人だというのに、ダグさんはあまりにも平凡な暮らしをほのぼのと営んでいる。そのギャップが楽しいとして、CM映像は世界中でかなり反響を呼んでいるのだ。
コンピュータービジネスで生計を立て、自分の部屋でイヤホンをつけて70年代のクラシカルなロックを聴くのが趣味。キッチンに立てば「ラザニア」を作り、スポーツもDIYもサイクリングも好き…というその暮らしぶりは、彼のリアルな姿であるようにも思われた。しかし、このほどNBCの朝の番組『TODAY』にゲスト出演したダグさんは、見事にそうした期待を裏切ってくれた。
「あれはセット、我が家じゃないんだ。僕は料理なんて全然ダメだし。ちょっと出来過ぎって感じもあったんだけれど、まぁ、あれはあれで楽しかった。ああいう皮肉っぽい設定でもウケたことは嬉しいね。」
「こんな風に世界の注目を引いてしまうなんて、本当にビックリしているよ。あれはオーストラリア国内で流れるものだとばかり思っていたから、僕の会社で働いてくれる従業員にも友人にもナイショで出演した。だからあの後、ジャンジャン電話がかかって来て僕はもうパニックさ。」
「兄(ブラピ)にはもちろん電話して、CM出演の承諾を事前に得ていたよ。彼のフィールドに僕がお邪魔するわけだしね。でも兄は“すごいじゃないか、やれよ!”って言ってくれたんだ。」
番組キャスターのマット・ラウアーが「有名人の兄を持つと、やっぱり色々とあるのかな?」と訊ねると、「地元でも、最低でも週に2回は兄に関する質問をされるよ」とダグさんは苦笑まじりに答えている。CMでは“ごくフツー”を装っていたが、ブラピの家族として一目置かれているのは紛れもない事実だという。
「“ブラッドはたまには町に戻って来ないの?”、“元気でやってる?”、“あの映画良かったよ”、“アンジェリーナってどんな感じなの?”なんてね。でも皆、全然他意はないんだ。」
「兄とアンジーは、とにかく世界中で常に注目されている。雑音も多い中、自分たちなりのノーマルライフを心掛けていて、本当によく頑張っているよ。」
落ち着いていて、笑顔を絶やさないダグさん。その口調から、誰にも好かれるタイプの男性であることが十分に伝えわってくる。しかもよく見れば、俳優の草刈正雄さんのような穏やかな雰囲気がかなりナイス。“理解ある優しいお父さん”役などで、まずはTV俳優に挑戦してみるのもよいのでは…!?
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)