イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】「映画撮影は中断できない!」 スリちゃんに再会するまでのトム・クルーズの葛藤。

女優ケイティ・ホームズ(33)からの突然の離婚申請を受けた際、俳優トム・クルーズ(50)は新作映画『Oblivion(原題)』の撮影の真っ最中であった。「スリちゃんはどうなる?」という大きな不安を胸に、トムは撮影終了までカリフォルニアに残ることを選択したが、その葛藤たるや筆舌に尽くしがたいものだったようだ。

ケイティ・ホームズとの離婚は決定的となったが、「子煩悩パパ」としては大変有名であるトム。2人目の妻であったニコール・キッドマンとはコナー君(17)とイザベラさん(19)の2人を養子として迎え、実子同然に育てあげ、ケイティとの間に誕生した実子スリちゃん(6)のこともまた目に入れても痛くないほど慈しんできた。

「この俺に、一体何が見えていなかったというんだ?」

あまりにも突然離婚を申請されたトムは、そう自問し葛藤したと情報筋は米誌『People』に証言している。愛に溢れた結婚生活だと信じていたのは自分だけ。初めてそれに気づき大きな衝撃を受けたといわれるトムだが、このたびの騒動の中で最も辛かったのはスリちゃんと会えないことだったという。

ケイティ・ホームズの離婚申請が明らかになった後、「すぐにでもニューヨークにいるスリちゃんの元に飛ぶのでは?」というメディアの憶測も流れたが、トムがスリちゃんにようやく再会できたのは7月17日、離婚申請から約3週間後のことであった。再会にこれほどまで時間を要した理由を、情報筋は同誌に以下のように説明する。

「トムは一刻も早くスリちゃんに会いたかったのです。ですがトムは自分が(映画『Oblivion』の)制作を中断することにより、関係者らが仕事を失う結果になってはいけないと判断したのです。彼を頼りにしている人々がいるのですから。」

さて、気になる離婚申請に至った経緯については、依然として「トムが傾倒する宗教サイエントロジーこそがその原因であった」とする見方が強い。「トムは自らの信仰を恥じてはおらず、スリちゃんにそれを隠すつもりもないのです」と情報筋は同誌に証言している。だが結婚生活を破綻に招いたとも言われるこの宗教を、トムは今なお変わらず信じているのであろうか。この秋よりカトリック系の私立学校に通うというスリちゃんだが、信仰の違いが将来父と娘の関係にネガティブな影響をもたらさぬことを願いたい。

『Oblivion』の全米公開は来年4月の予定だという。トムにとって、そして傷心のトムを支えた家族にとって、特別な作品になることは間違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)