大ヒット映画『アイアンマン2』(2010年)などに出演、話題の新作映画『Magic Mike(原題)』にも出演している人気女優オリヴィア・マン(32)が、精神的な病を患っていることを告白した。そのために「マツゲを抜いてしまうの」というオリヴィアの発言が今、海外メディアに大きく報じられている。
「私の場合、爪を噛んだりはしないの。でもマツゲをむしり取ってしまう。」
『New York Daily News』紙にそう告白したのは、人気女優オリヴィア・マンであった。
「(マツゲを抜いても)痛くはないの。でも本当に嫌になるわ。家を出るたびにつけマツゲのセットを購入しなくちゃならないから。」
そうも言うオリヴィアの告白に大きなショックを受けたファンも多いというが、この症状はトリコチロマニア(Trichotillomania)と呼ばれるもの。自分の毛髪を引き抜いてしまう病気で、「抜毛症」ともいう。この病はオリヴィアの人との関わりにも、とても大きな影響を与えているらしい。
「私のことを“弱い”と表現する人はいないと思う。でも私は人にイジワルをされたくないの。父親(=オリヴィアの実母の2人目の夫)が空軍勤務だったから幼い頃は引越しばかり。転校生に優しくしてくれる子なんて誰もいなかった。だから私は常に“誰かにからかわれてしまう”という感情を抱えているのよ。」
人気セレブたるもの、常にメディアの注目を浴びる運命にある。時には自分にとって都合の悪い報道が流れることもあるだろうが、「ゴシップの数も人気のバロメーター」と割り切って考えられないセレブにとっては心労も多いはず。テレビや映画で順調にキャリアを築いているオリヴィアだが、どうか無理のないよう気をつけていただきたい。ちなみに職業柄多くのストレスに晒されるセレブには心の病を患う人が多く、故マイケル・ジャクソンや女優ニコール・キッドマン、シェールなどもかつて不安症状を訴えることが多かったという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)