人気女優アンジェリーナ・ジョリー(36)は、とにかくどこに行こうが何をしようがカメラマンに激写される運命にある。あるときは新作映画のプレミア会場で、またあるときは子供たちと訪れる海外の街角で、カメラは容赦なくアンジーの姿を捉えるのだ。だが不思議なことに、アンジーがアラフォー世代独特の「疲れた様子」に見えることはまず無い。それはバッチリと決めたメイクだけの賜物ではなく、どうやらそのヘアスタイルに秘密があるようだ。
こんな経験はないだろうか。朝、顔を洗いバッチリとメイクをほどこす。簡単には落ちない化粧品が多いせいか夕方帰宅しても顔そのものは変わっていないのだが、鏡に映る自分の姿はなぜか老けて疲れきっているのだ。それは疲労のせい? いや、それだけではあるまい。夕方になるころには朝セットしたはずの髪も知らず知らずのうちに乱れているもの。崩れたヘアスタイルほど女性に疲れた印象を与えるものはない。
だがそんな悩みとは程遠くみえてしまうのが、今年37歳の誕生日を迎えるアラフォー世代のアンジェリーナ・ジョリーである。アンジェリーナの写真は連日多くのパパラッチに撮影され市場に出回っているのだが、そのどれを見てもまさにパーフェクト。その要因は、どうやら彼女の完璧なスタイルに加え、いつも素敵なヘアスタイルにもあるようだ。
思い起こせば今年2月、第84回アカデミー賞授賞式に出席したアンジェリーナが身にまとっていたのは黒のセクシードレスであった。脚をニョキっとのぞかせたポーズに批判が集まるという予想外の出来事もあったが、スッキリとしたドレスをまといフンワリと長い髪を垂らしたアンジェリーナの姿はセクシーかつとても美しかった。だがアンジェリーナに似合う極上ヘアスタイルには、すっきりとまとめたアップスタイルもある。このアップスタイルは一部ファンの間でマニアックなまでの高い人気を誇っており、海外サイトのいくつかはアンジェリーナのアップスタイルを前後、左右から撮影した写真を多数紹介、さらにはいかにそのスタイルを再現するかまで取り上げているのだ。
そんなアンジェリーナの数ある写真を確認すると、彼女がいかにTPOに応じて髪の上げ下げを決定しているかがよく分かる。夫や子供たちとのんびり過ごす“女性”のアンジェリーナはフンワリと垂らした自然のヘアスタイルがお好み。夫とふたりの時には「真っ赤なルージュ」と組み合わせる上級なセクシーバージョンになることも多い。一方映画の祭典に出席するアンジェリーナはその日着用するドレスによってアップスタイルと垂らし髪を分けているが、フォーマルな席ではキチンとまとめたアップスタイルがそのプロ根性を演出。さらには髪をアップにまとめることで顔の皮膚にリフトアップ作用があるのだろう。それによりキリリとした聡明なイメージをも漂わせ、颯爽と会場に登場するパターンが多いようだ。
場所、服装、訪れる国々。そんな折々のTPOに応じてアップにしたスタイルも自然に垂らしたスタイルも決めてみせるアンジェリーナのセンスは「さすが!」の一言に尽きよう。
そこで今回も “女性の美”についてのトータルアドバイザー「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にご意見をうかがった。
-今回のセレブ、アンジェリーナ・ジョリーですが、いろいろなヘアスタイルを楽しんでいるようですね。
池田先生「本当ですね。TPOにあわせてというのが、さすがアンジーさんというところでしょうか。ふんわりおろしたヘアスタイルもいいのですが、アップした髪も素敵ですよね。美しさも際立つようです。」
-そうですね。私もぜひ見習いたいのですが、髪を上手にアップするのがなかなか難しくて…。
池田先生「それでしたら、今はいろいろなヘアアクセサリーがありますから、使ってみたらいかがでしょう。手軽に髪をまとめられるように、コーム型のものもありますね。バレッタやヘアピンもスワロフスキーがキラキラしているものなど、デザインも豊富で選ぶのも楽しいですよ。」
-なるほど。ヘアアクセサリーを変えるだけでも、同じアップしたヘアスタイルでも、また違った雰囲気になりそうですね。
池田先生「実は“女度”もどのようにアップするかによって全然違ってくるようです。これから暑くなりますし、爽やかなイメージにもなりますので、ふだんのお洒落として取り入れたいですね。」
アンジェリーナ流のお洒落テク、この夏にトライしてみる価値は十分ありそうだ。
※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://ikeda-yuko.com/bustup/?lpomax=010>)
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)